ピエロ・デッラ・フランチェスカツアー
ピエロ・デッラ・フランチェスカツアーは、トスカーナで観ることの出来るピエロ・デッラ・フランチェスカを求めて、モンテルキ、サン・セポルクロとアレッツォを訪問するフィレンツェ発着のプライベートツアーです。
ツアーはまず、モンテルキの村を訪れます。ここに「出産の聖母」が所蔵されています。すでに名声を得ていたピエロ・デッラ・フランチェスカが亡き母親の故郷の小さな教会のために描いたフレスコ画です。誰の依頼でなぜこの題材で描いたのか未だに謎に包まれていますが、膨らんだお腹にそっと右手を置く聖母に安産を願う多くの妊婦が参拝にやって来ました。憂いを含んだ静かな表情の聖母は訪問者に安らぎを与えます。モンテルキの村には、モンテルキとサンセポルクロのあるティヴェリーナ渓谷産の種々の豆類やはちみつ、ピエロ印のワインなどが売っている田舎の食料品店があったり、昔ながらの生活感のある味のあるトスカーナの田舎の村です。
次に訪れるのはサンセポルクロです。サンセポルクロはピエロの生家があり、そこでピエロは1492年10月12日に亡くなりました。生家を見学したあとは、サンセポルクロ市立美術館にて、ピエロの最初の作品の一つ「慈悲の聖母」と「キリストの復活」を鑑賞します。23枚の絵からなる慈悲の聖母の多翼祭壇画は、加護を求める人々を聖母がマントの下に優しく包み込んでいる凛とした美しさのある絵です。「キリストの復活」はフィレンツェの支配下にあったサンセポルクロが自治権を取り戻した際に描かれました。人間離れした冷たい、しかし勝利に満ちたキリストの顔はピエロ・デッラ・フランチェスカならではの表現です。光の画家と言われたピエロ・デッラ・フランチェスカ。キリストと眠りこけた4人の兵士に当たる朝の光が象徴的です。
サンセポルクロには、ハーブ博物館があります。人間の健康のために使われた植物と、その関連本や道具の歴史が展示されています。
昼食は、サンセポルクロの町にてご自由に召し上がっていただきます。お薦めのレストランをご紹介・メニューのお手伝いを致します。
食後にアレッツォを訪れます。聖フランチェスコ教会にあるピエロ・デッラ・フランチェスカの傑作「聖十字架伝説」を鑑賞します。キリストが架けられた十字架について、創世記から7世紀までの壮大な物語である「聖十字架伝説」は、13世紀に建築が始まった聖フランチェスコ教会内のバッチ礼拝堂に描かれたフラスコ画です。1452年から制作が始まり、途中、中断しながらも14年の歳月を費やし完成しました。対照的な色使い、光の使い方、物語の構成などピエロ・デッラ・フランチェスカらしい作風をご堪能下さい。アレッツォにはもう一つピエロ・デッラ・フランチェスカの作品があります。美しいゴシック様式のアレッツォのドゥオモに「マグラダのマリア」のフラスコ画があります。マグラダのマリアは多くの画家が描いたテーマですが、ピエロ・デッラ・フランチェスカのそれはどっしりとした存在感のなかに、訪問者に向けられた伏し目がちな眼差し、広い額、軽く持ち上げられた一方の眉が優美さと尊さを表しています。マグラダのマリアの象徴である香油壷が光を浴びて輝くさまはフレスコ画とは思えぬ美しさです。

- ツアー出発時間8時、到着時間18時を予定しております。
- 8:00 フィレンツェ発
- 9:30 モンテルキ着(1時間)
- 10:30 モンテルキ発
- 11:00 サンセポルクロ着(昼食時間を含めて、3時間)
- 14:00 サンセポルクロ発
- 14:45 アレッツォ着(2時間)
- 16:45 アレッツォ発
- 18:00 フィレンツェ着
- 時間は交通事情により多少のずれが生じることがあります。
- ご宿泊先の玄関先まで送迎致します。お申込みの際に、送迎先をご指定ください。
- ツアーは、火曜日・12月25日・1月1日は実施されません。
ツアー料金(1名様/税込)
参加人数 | ドライバーのみ | 日本人ガイド同行 |
---|---|---|
1名様 | 390ユーロ | 450ユーロ |
2名様 | 195ユーロ | 225ユーロ |
3名様 | 135ユーロ | 155ユーロ |
4名様 | 105ユーロ | 120ユーロ |
5名様 | 95ユーロ | 105ユーロ |
6名様 | 90ユーロ | 95ユーロ |
7名様 | 85ユーロ |
- (ドライバーのみ)運転手付き車代が含まれます。
- (日本人ガイド同行)運転手付き車代、日本人ツアーガイド代が含まれます。
- ツアー料金に昼食代・施設入場代は含まれません。
- 1月1日、8月15日は割増料金となります。
- 2日以上ツアーをお申込みの場合は割増料金は生じません。
- フィレンツェ歴史地区発着です。歴史地区以外の発着の場合はお問合せ下さい。
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ピエロ・デッラ・フランチェスカ「出産の聖母」
