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バローネ・リカソリ(カステッロ・ディ・ブロリオ)

ブロリオ城は、キアンティクラシコ地区のシエナ県にあります。リカソリ家がブロリオ城の城主となったのは、12世紀でした。お城の外見は、残念ながら世界大戦の被害にあい、中世から残された部分はごく限られていますが、遠方から現れる姿は昔ながらの威厳が感じられます。

バローネ・リカソリ-城バローネ・リカソリ-城内

お城のテラスからは、どこまでも続くぶどう畑が広がり、遠くシエナの街も見ることができます。ワイナリー見学前は、城内の見学と庭を散策できます。

バローネ・リカソリ-庭 バローネ・リカソリ-パノラマ

バローネ・リカソリ氏ブロイロ城の所有者であるリカソリ男爵家といえば、キアンティクラシコワインにとって忘れてはならない人物を生みました。その性格の厳しさから鉄の男爵と呼ばれたベッティーノ・リカソリは、1861年イタリアが統一されたときの最初の首相に選ばれるなど政治家としての華々しいキャリアの傍ら、ワイン造りにも力を注ぎました。研究と実験を繰り返したのち、トスカーナ原産であるサンジョヴェーゼとカナイヨウロ、マルヴァジア・ビアンコを配合して造るキアンティクラシコワインを生み出しました。現在では、キアンティクラシコ協会により白ぶどうの使用が認められなくなりましたが、ベットーニ・リカソリこそが、キアンティクラシコワインの生みの親なのです。

1970年代、ワイン経営が悪化したことから、リカソリの施設は海外醸造業者の手に渡り、大量生産を目的とするワイン工場と化してしまいました。質より量を重んじることでぶどうの質が落ち、ワインの味も劣化した時代がありました。しかし、1993年、ワイン経営は再びリカソリ家のもとに戻ってきました。リカソリ家32代目にあたるフランチェスコ氏の努力により、ぶどう畑は植え替えられ、ワインの質もリカソリ家の名に恥じないものとなったのです。

バローネ・リカソリ-貯蔵庫1バローネ・リカソリ-貯蔵庫2

ワイナリーでは、キアンティクラシコ、キアンティクラシコリゼルヴァ、I.G.T.ワインが試飲できます。

バローネ・リカソリを訪問されたい方は、キャンティクラシコワイナリーツアーのお問合せ・お申込みフォームから、バローネ・リカソリへ行きたいと一言お書き下さい。

■キアンティクラシコワイナリーツアー料金に、以下の追加料金が生じます。(お一人様に付き)
1)ワイナリー施設+試飲 23ユーロ
3月から11月までの、月、水、金、土、日曜日に遂行
2)ワイナリー施設+ぶどう畑+試飲 28ユーロ
火、木曜日に遂行
※1)と2)の訪問は、ほかのグループと一緒になることがありますので、訪問時の説明は英語または伊語で行われ、説明の合間に随時日本語に通訳致します。
3)ブロリオ城と庭園見学+ぶどう畑+ワイナリー施設+昼食 100ユーロ
完全なプライベートツアーですので常時日本語通訳ができます。

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