カターニア食べ歩き
「シチリアは美味しい」ということで、まずはとても楽しみにしていた本場のカンノーロ。濃厚なリコッタチーズにたっぷりのピスタチオがまぶされたカンノーロは、リコッタチーズ好きにはたまらないお菓子である。
その場で中身を入れてくれるので筒状の外側の生地がかりっとしたままである。カンノーロの美味しさは、筒状の生地のカリッとしたサクサク感とリコッタクリームのミルク感などが決めてかと思う。お店によって若干異なるので、食べ比べすると面白い。
カンノーロも好きだが、ほかに気になったお菓子が「イリス」。パン生地にリコッタなどのクリームがはいっている丸い食べ物だ。
この写真のお店ではないのだが、朝ふらりと入ったバールで食べたイリスの、中に入っていたリコッタが羊の乳をしっかりと感じて驚くほど美味しかった。外側はパン生地というよりもメロンパンの上の部分に近い感じで、それもよかった。急いでいたこともあり写真を撮り忘れたのが悔やまれるが、その味は今も思い出すほど印象的だった。
カターニアの目貫通りにあるジェラート屋Don Peppinuで、ピスタチオとモディカのチョコレートのジェラートを試した。チョコは美味しかったけど、ブロンテのピスタチオ使用ということで追加料金を払ったものの、トスカーナのジェラート屋のほうが美味しくて、これに関しては満足度が低かった。
シチリアといえば、中にお米がはいった揚げ物アランチーニ。カターニアでは、とんがり三角の形をしている。Pasticceria Saviaでのみ試したのだが、伝統的な作り方をしているお店のひとつで大変美味しかった。それが適当な大きさなのである。 というのは、衣とお米の部分の割合がちょうどよく、三角という形も食べやすい。
Pasticceria Savia
Via Etna 300
同じくPasticceria Saviaで食べたチポリーノ。チポリーノなるものは10時過ぎに出来立てがでるとのことで、その時間帯にいくと美味しそうなチポリーノが並んでいた。
チポリーノは見てのごとくパイ生地で、チポリーノ=小さな玉ねぎという言葉通り、玉ねぎをはじめモッツァレラ・トマト・ハムが入ったパンである。家族の感想は「美味しいけど別に・・・」だったけれども、総菜系のパンが久しぶりだったからか、玉ねぎ好きだからか、私はとても気に入った。
魚の市場にあるストリートフードのお店「シロッコSirocco」で魚のフライを。靴の底さえも揚げれば美味しいと言われるが、かりっと上がった魚介類ならなおさら食欲をそそる。一緒に注文した一杯はハウスワインで、白ワインのグリッロ。グリッロは少々苦手なイメージだったが、魚のフライにぴったりだった。
Sirocco
Piazza Alonzo di Benedetto 7
シチリアで忘れてはならないもう1品は、お茄子をふんだんに使った甘酢の野菜煮カポナータ。シロッコのカポナータはお魚入り(マグロだったかな?)で、箸(?フォーク)が止まらない。美味しいので夢中で食べて一息ついたときに、これと一緒にネロ・ダーヴォラも頼めばよかった!と後になって悔やんだ。
甘酸っぱさが癖になり、旅を終えて帰宅してシチリアを思い出しながらカポナータに挑戦してみた。
エトナ山のふもとカターニアに来たからには、エトナワインもぜひとも飲みたい。ということで、カターニアの広場近くに見つけたワイナリーの直売店でワインを購入。なんと!700mの標高の畑だとか!果実×ミネラルで良い一本だった。今回は手荷物のみの飛行機旅行だったので持ち帰りできなかったのが、残念。
La Dispensa di Cantina Nicosia
Via Giuseppe Garibaldi 47
さらにカターニアでは、Seltz(セルツ)を飲まなきゃ!ということで。キオスクで味わえるレモンと炭酸水と塩の爽やかな一杯だ。ベッリーニ公園の先にあるChiosco del Borgoでいただいた。単純な飲み物ではあるが、口の中がさっぱり。
Chiosco del Borgo
Piazza Cavour
疲れていたので写真は撮り忘れたが、カターニアのローカルフードの一つである馬肉も食べた。なぜ馬なのかと疑問に思ったが、当時は牛よりも馬のほうが多く、安価で、さらに鉄分も豊富だったため、貧しい時代の貴重な食料として食べられていたそうだ。そのためカターニアでは、馬肉を食べるというより、歴史を味わうような感覚なのかもしれない。レモンが効いているのも面白い。
Carne di Cavallo Dusmet da Riccardo
Via Cardinale Dusmet 119
今回はレストランには行かずストリートフードばかりだったが、それでも美味しくて楽しいカターニアだった。
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