イタリアの高校の卒業試験

6月某日、イタリアの高校卒業試験を見学

イタリアの高校卒業試験にて、校庭に咲くマグノリア
校庭のマグノリア

我が家には2人の子供がいる。昨年、娘は高校を卒業し、今年、息子が無事に高校卒業した。

イタリアの高校を卒業するためには、最終学年末に筆記と口頭で行われる卒業試験を受けねばならない。そして、なんと口頭試験は第3者(友人や親族)が見学することが可能なのである。承認がいることで、不正を避けるためにも良いシステムである。

娘の時は来ないで欲しいと言われたので行かなかったが、息子には来てくれるのか尋ねられた。後でわかったことだが、多くの友人の両親が参加したようだ。

残念ながら仕事が入っていたので一旦は断ったものの、仕事の車が突然の故障で、やもなく仕事をお断りする羽目になったのだ。お客様には大変申し訳なかったのだが(代替案を見つけれたので一安心ではあった)、これまで仕事中心で子供にあまり構うことができなかったので、大事な試験を見学できたのは結果として良かった。

さて肝心な試験だが、教室に入るとテーマを与えられる。内部・外部の7人の教師を相手にテーマに沿って、哲学、物理、科学、英語、国語、歴史、美術史など各教科に絡めた発表を行うのだ。教師が7人並んだ様はまるで擬人化した自由七科のような、七つの徳のような、絵画に出てきそうな威厳である。

息子のテーマは、19世紀のイタリア統一についてだった。

1時間を超える試験によく耐えた!あとは、長い夏休みが待っている。卒業おめでとう。

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