乾いた大地@オルチャ渓谷とクレテ・セネージ

6月、オルチャ渓谷とクレテ・セネージへ。

オルチャ渓谷とクレテ・セネージ
トスカーナの丘陵地の景色は、それぞれの月で異なる表情を持つ。だいたいにおいて、この月はこんな感じという予想はつく。しかし、その年の気候により多少の違いが見られる。

くれて・セネージの乾いた大地の丘陵地
今年の6月初旬は、本当に美しかった。日々、少しずつ色合いを変えていく。微妙な色合いが織りなす丘々。そこから生まれる一枚の絵は、写真では表せきれない素晴らしさである。

クレテセネージの割れた大地
今年の気候はどうかというと、5月から1ヶ月雨が降らない。もともと初夏は雨の少ない時期ではあるが、あまりにも降らないというのも困るのである。乾いた大地がひび割れて、悲鳴をあげているようだ。
むぎ畑
今年の小麦は、通常より3ヶ月も成長が早く、見た目は成長しているが中はカラカラ状態という頭を抱える事態と聞く。昨今の地球温暖化で、農家は大変である。
こんなに綺麗なのに。
オルチャ渓谷の干し草ロール
ゴロンゴロンと転がる干草ロール。いい匂いがする。ハイジのベッドもこんな香りだったのだろうな。
干し草ロールをトラックで運ぶ
無造作でありながらも芸術作品かと思えるような、丘陵地に転がる干草ロールの光景だが、あぁ、運ばれていく~
オルチャ渓谷糸杉邸
今日の糸杉邸。青空に、筆でささっと撫でたような雲がいい感じ。雲の様子も、毎日同じではない。幾度となく訪れても、待っていてくれる景色が違うのが面白い。今日は雨模様だから、重たいから、とカメラを持たないで出かけてはいけない。
オルチャ渓谷糸杉ポツン
同じ畑の中なのに色が異なるって、すごくない?どこもかしこも切り取れば素晴らしい一枚の絵になるのだから、『美しきトスカーナ』とは本当なのだ。

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