コロナ後、ウフィツィ美術館訪問(1)

ウフィツィ美術館へ。ルネサンスの夜明け

ウフィツィ美術館へ

新しい入り口に戸惑いながらも、馴染みのある階段へやってきた。上階へ向かう段差が低い階段は登りにくい。19世紀のフィレンツェ首都時代にウッフィツィに置かれた上院議会の議員がこの階段を登るのに文句を言っていたと聞き、それはさもありなんで想像するとなんだか階段を登るのも楽しい気分になってくる。

1階の扉はメディチ家の劇場への入り口だった。今は特別展の会場となっている。6月13日まで開催している特別展は、古代ローマ時代の女性がテーマである。美術館の地下も考古学関連の展示が充実するらしいし、最近の特別展は古代ローマの彫刻が目立つ。素晴らしい専門教授がいらっしゃるのもあって、これからが楽しみである。フィレンツェはルネサンスの街、ならば古代コレクションも豊富なのは当然だ。

2階へ到着。火曜日に再開して、この日は2日後の木曜日。平日だが、そこそこの入場者数であった。この長い廊下!ガッレリア!ウッフィツィ美術館はイタリアごでガッレリア・デッリ・ウッフィツィと言うが、ガッレリアとはこの廊下を指す。

まず廊下に並ぶ古代彫刻に気づき、そして次に視線を上げると天井に描かれたグロッテスク様式の模様が目に入る。天井一面に神話、怪物、紋章などが所狭しと描かれて一つの世界を作り上げている。

ウッフィツィ美術館の所蔵作品は大まかにルネサンス時代を中心とし、ルネサンス前、ルネサンス、ルネサンス後と分かれる。では、14世紀のルネサンスの夜明けへ、入って行きましょう。

シエナ派シモーネ・マルティーニによる「受胎告知」。これは多くの方が愛する絵画と思うが、私も大好き!184cm x 210cmと私の身長より大きな作品は、シエナのドゥオモのために制作された。絵画はあるべき場所に戻るべきだ、なんて思う時がある。だからシエナを代表する画家のシエナのためのこの作品はシエナにあるべきでは?と時々思うが、フィレンツェから無くなるのは寂しいので、これで良し。ごめんね、シエナ。

アンブロージョ・ロレンツェッティも大好きな画家。ちょっと寂しそうな顔の聖母に、マンマの指を握って足をばたつかせる幼子が可愛くて仕方ない。ロレンツェッティの絵って、ずっと眺めていられるや。

時代は15世紀へ。ジェンティーレ・ファブリアーノの「三博士の礼拝」。豪華ですねぇ。この絵には依頼人の宣伝も含まれていたので、今でいうなら化粧品会社の有名女優さんが勢揃いしたCMとか、有名ブランドの香水CMのような豪華さがあるとでもいうのかしら。キラメキが凄い。

このキラメキも、次第に薄れていく。(続く)

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