フィレンツェのエノテカ巡り(2)フォルマッジョテカ・テロワール

フォルマッジョテカ・テロワール

フォルマッジョテカ・テロワール

ワインとチーズ好きには、嬉しいお店「フォルマッジョテカ・テロワール」。ヴェッキオ橋の隣にあるアッラ・グラッツィア橋をラッダルノ(ピッティ宮殿側・左岸)側に渡り、アルノ川沿の通りを一本中に入ったところだ。

Formaggioteca Terroir
Via dei Renai, 19

フォルマッジョテカ・テロワール店内

オーナーご夫婦ピエールさんとレベッカさんの愛が感じられるとてもお洒落な店内で、居心地の良い空間である。フランス人ピエールさんはフランスで醸造家をなさっていらしたそうだ。どうりで、提供しているワインが面白いわけだ。

プティ・シャブリとロゼ

楽しく飲めたので、2度訪れた。1度目は暑くなりつつある季節だったので、プティ・シャブリの白を。友人はロゼを注文した。シャブリはいいね。友人に味見させてもらったフランスのロゼは、華やかだった。

山羊のチーズ、ミモレット、ロックフォールチーズ

ワインのおつまみに、チーズ3種の盛合せ。

チーズはイタリア産かフランス産かを選ぶことができる。イタリア産は食べる機会があるので、せっかくなのでフランスのチーズを頂いた。

ヤギの白カビチーズと、ミモレットにロックフォールと、定番のフランスチーズ!嬉しい。

フォルマッジョテカ・テロワールのピノ・ネロ

2杯目は、2人共にピノ・ネロ。私はイタリアのピエモンテ、友人はフランスはブルゴーニュ。こうして、国を越えて同じ品種の飲み比べが面白い。ピエモンテのものはグラスの中で味の変化を楽しめたが、ブルゴーニュはビオっぽさが続いて変化に乏しく、もっと待たねばならなかったのかな?私はピエモンテが好きだったが、友人はブルゴーニュが好みだった。好みが分かれるのも、ワインの醍醐味!

モンバジャック

この日、お隣の席に座ったカップルが派手に喧嘩をしておりましてね。オモロイから少々盗み聞きして密かに楽しんでいたが、カップルが去った後に隣席がご迷惑をかけたとお店側から一杯サービスして頂いた。ラッキー!フランスはボルドー地区の甘口デザートワイン「モンバジャック」。フィレンツェでこれが飲めるのは、珍しい。

フォルマッジョテカ・テロワールのワイン

お店で飲むこともできるが、ボトル購入もできる。ずらりと並ぶワインを眺めて、トスカーナ産のものしかわからないが、とても良いワインばかりで興奮した。良いとは、有名どころの大手というのではなく、小規模だが丁寧な造り手という意味である。このラインナップ、たまらん!きっと他の地区のワインも同じ目線で選んでいると思うと、信頼の置けるお店だとわかる。

ワインだけでなく、チーズも購入できる。どれも美味しそう!

フォルマッジョテカ・テロワールのガスコーニュ白

2度目の訪問は、7月だったので、私も友人もフランスの白、シャルドネ関連。(フランスの白のリストはシャルドネが多いかも)

フランス南西部のガスコーニュ、シャルドネ他。単一品種ではない複雑さがあり面白かった。

フォルマッジョテカ・テロワールのコテ・ドゥ・ジュラの白

フランスのjura県のシャルドネ。定番のシャルドネってこんな感じ?知らんけど。ヴィンテージの違いはあれど、同じ品種で飲み比べ、楽しすぎる。やはりここでも意見が分かれ、友人はガスコーニュを頼んだものの、お口に合わずで私の注文したコテ・ドゥ・ジュラと交換。私はジュラも美味しいが、ガスコーニュの方が不思議な感じで気に入った。

どちらも楽しいワインだったが、美味しいとしか記憶が・・・。また飲みに行かなくては!

2度目の訪問でもフランス産のチーズ3種を。前回と同じメニューかと思いきや、今回は熟成の効いた力強いチーズだった。注文したワインには少し強めだったが、とても美味しかった。

もちろんイタリアワインの品揃えもあるので、トスカーナワインにこだわらず、チーズとワインを楽しみたい方にオススメです!ボトルならば、良いトスカーナワインがあります。グループでチーズとともに、ボトル何本か開けたいなぁ・・・。

この記事をシェアする

Facebook
Twitter
Pinterest

関連記事