第3弾ビデオはフィレンツェのお土産・食べ物編

フィレンツェのお土産おすすめ。

第3弾のビデオは、フィレンツェで見つける食べ物のお土産について。ビデオで紹介したお店は既に知られているところもあるけれど、それはそれとしてフィレンツェの街の雰囲気を味わって頂ければ幸いです。
フィレンツェのお土産
ビデオを撮りにフィレンツェの歴史地区へ。幸運を呼ぶイノシシ像があるメルカート・ヌォーヴォで朝の光が綺麗だった。中世に羊毛そして絹織物で栄えたフィレンツェだが、16世紀に下り坂になり始めた経済を盛り返すためにメディチ家コジモ1世の命で上流階級の人々に絹を売る市・メルカートとして造られた。当時も同じように朝日が差していたのかなと思いを馳せながら歩くフィレンツェは楽しい。
鳥かご
ヴェッキオ橋を歩いていたら、鳥が入ったリュックを発見!お願いして写真を撮らせてもらった。猫を運ぶリュックだろうか、面白い使い方である。
橋を渡って、サンタ・フェリチタ広場を通ると教会が開いていたので立ち寄った。サンタ・フェリチタ教会は開いていたら必ず覗いてみる教会である。
なぜなら、ポントルモのフレスコ画があるからだ。
キリスト降架
ポントルモ作「キリスト降架」は不思議な作品である。マニエスムらしい玉虫色の衣服を着た人物たちがふわふわと宙に浮いているような、まことに不思議な作品である。
受胎告知
「キリスト降架」が新約聖書の最後部ならば、始まりは「受胎告知」。着地せず、まだ空に飛んでいるようなガブリエルに、立ち姿で後ろを振り向く初々しいマリア。大好きな作品である。
ポントルモ
フレスコ画がある礼拝堂の前に陣取ってゆっくりみようと思ったら、先客がいた。ちぇっと思ったが、そういえばこの絵はお金を入れて灯りを点けないと左側のように暗いのだった。明るくて助かった。
写真映えする八百屋
シニョーリア広場に戻ってきて、写真映えする八百屋の前を通る。こんな街中で購入する人はいるのだろうか?と常々疑問だが、いつも木箱に果物・野菜が満載に置かれていて感心する。並べ方も見事だ。八百屋の見本のような店である。
薬屋
ヴェッキオ宮殿の近くに薔薇の名前に出てきそうな薬屋がるのに気が付いた。家で調べたところ、1842年創業の薬屋だそうだ。今のお店は1966年のフィレンツェ洪水後にシニョーリア広場からこの場所に移転したらしいが、それにしても雰囲気のあるお店だ。商品リストにはエッセンシャルオイルやハーブの他に絵画等の修復材料とある。なるほど、フィレンツェは芸術作品一般の修復が有名だから需要があるのかも知れない。他には写真現像に染織や自家製化粧品を作りたいときなども材料が揃うようである。一度、何かを買ってみたい。
フィレンツェの裏通り
フィレンツェの裏通りを通りながら、駅方面へ向かう。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会のファザードは、15世紀、フィレンツェが最も栄えていたルネサンス時代に造られた。フィレンツェの教会で美しい大理石で覆われたファザードは幾つかあるものの、その多くが19世紀作。ルネサンスを代表するファザードの傑作といえばここである。フィレンツェロマネスクを真似て、このスタイルが19世紀まで引き継がれた。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局を訪れた。この空間は、何でしょうね?素敵すぎる。先ほどの薬屋も味があるが、こちらはとても豪華である。
フィレンツェ観光中のお客様に「フィレンツェで一番美しい場所だったと友人が言ったので行きたい」とリクエストされたことがある。一番美しいは無かろうよと思ったが、素晴らしく心地良い場所であることは確かだ。入り口の廊下で薔薇の香りがするのは、私が思うにあれは戦略に違いない。だとしたら賢い戦略である。薔薇の香りでサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に来た!と体感し優雅な気持ちになり、あれよあれよと購買力が湧くのである。
19世紀のフレスコ画
天井を見上げると、19世紀のフレスコ画。先に立ち寄った教会のポントルモを彷彿とさせる。「受胎告知」のマリアに似た姿もあったが、カメラのピントがずれてた。
消毒用のジェルとスプレー
消毒用のジェルとスプレー。コロナ対策で生まれた商品だろうか?それとも前からあった?スプレーはミントとサンタ・マリア草の爽やかな香りで、手やマスクにふりかけると良い。マスクが苦にならなくなる香りで、これは欲しい!
次のビデオは何をテーマにしようと考えながら、今日もフィレンツェをふらふら散策した。ビデオ作りは機材さえあれば簡単にできるかと思いきや、そうでもなく、新たに学ぶことばかりだがまずは牛歩でも続けていければと思う。
第3弾ビデオ、よろしければご覧下さい。

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