アルチェトリ天体観測所

アルチェトリ
フィレンツェ南の丘の上に、1872年建てられたアルチェトリ天体観測所がある。東西に長く、南北に入り口が設けられている。
アルチェトリの景色
建物の北側はミケランジェロ広場から眺めるお馴染みのフィレンツェの町が、南側はのどかな田園風景が広がる。
修道院
写真の右側に写っている建物がガリレオが娘たちを入れた修道院、糸杉に隠れて見えにくいが左側にある建物がガリレオが軟禁された家である。
この天体観測所の最初の目的は、太陽の動きを観察するということ。だから、南側の牧歌的な自然の残る景色が太陽観測には有利となった。
観測
1925年に最初のが設置された。25mの高さの観測塔は欧州でも最初のひとつであり、1972年まで休むことなく作動した。塔はフィレンツェで最初のコンクリートの建物だったと記憶する。
惑星
観測所の庭には、ところどころに惑星が飾られているが、これは太陽系の惑星が、実際の距離と大きさを同じ尺度で縮小して展示されている。。地球の模型に対して、木星は非常に大きいことがわかる。
望遠鏡
フィレンツェの天体観測所といえば、1775年に一般公開した欧州で一番古い自然科学博物館となるスペゴラ博物館内にあった。スペゴラ博物館といえば精密な蝋人形で有名だが、ピッティ宮殿をアルノ川と反対方向のローマ門へ向かったところにある。天体観測所にしては、標高が大変低い場所にあったわけだ。いくら観測所を博物館の階上にあったとしても、だ。その後、ミケランジェロ広場を更に登った先にある丘上に新しい天体観測所アルチェトリが生まれた。アルチェトリ天体観測所は「アミチ」と呼ばれる、当時イタリアで一番大きな望遠鏡を所有する観測所として開館した。
写真のものがそうだが、確かに大きな望遠鏡である。レンズの口径が28センチ、焦点距離5,3メートルだそうだ。ガリレオのレンズは4センチだったが(なにが4センチなんだろう?直径?)、それからどれほど進化したか、というような説明をしてくれたが、残念ながら科学がちんぷんかんぷんな私。果たして、ちゃんと理解しているのか?
とにかく、ここで見れるのは歴史的な望遠鏡ということだ。(ということは理解した!)
新望遠鏡
そして、さらに科学は進化し・・・。
アメリカはアリゾナ州にあるグラハム山国際天文台の2枚の鏡がついている大双眼望遠鏡なるものは、世界一の大きさを誇る。大きさのみならず、高い性能を持つ。
アリゾナ州観測所
写真は模型だが、ウィキペディアによると、
「2008年時点において、世界で最も分解能のすぐれた望遠鏡で最も先進的な光学望遠鏡である。近赤外線での像はハッブル宇宙望遠鏡よりも10倍分解能が高い」
なのだそうで・・・。
このリンクをクリックしていただくと、本物の写真が見れます。
http://www.lbto.org/LBT%20Website%20General%20Public/index.htm
で!この望遠鏡とアルチェトリ天体観測所の関係?
それは、多数の鏡が組み合わさった反射鏡がこのアルチェトリ産ということらしい。館内で説明をしてくださった教授によると「アリゾナの天文台の望遠鏡で一番核となる部分がここで発案された」ということだそうだ。そりゃあ、教授もドヤ顔になるね。すごいよ、うん。
模型
これがミニチュア模型。
訪問から時間が過ぎてしまって、もともとよく理解できない話にさらに霞が掛かっているが、とにかく説明を聞いて「ほほぅ、フィレンツェも天文学に貢献しているのだな」ということがよくわかった。詳しい仕組みなぞはわからなかったが、すごいことだけは了解した!
なんてたってガリレオの国ですから!と、天文学関係の方々がイタリアへ学会などで来られるのを不思議に思っていた。昔はそうでも、今はどうなのよ?という感じで。しかし、ガリレオが住み、亡くなった場所の近くで、今も空を見上げて研究している人々がいらして、それが世界に誇れるものであるのは、さすがガリレオの国なのである。
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