ボルゲリワイナリー 「レ・マッキオーレ」

レ・マッキオーレ
私は「カヴェルネより普通にサンジョヴェーゼが好き♪」派なのである。普段、メルローもシラーも、特に飲みたいとは思わない。そんな私が7月に訪れたワイナリーが「レ・マッキオーレ」。
「レ・マッキオーレ」は、カヴェルネ・フラン、シラー、メルロー単一品種でワインを造ることで有名なボルゲリのワイナリーである。以前にレ・マッキオーレを何度か訪れる機会を得たが、丁寧な造りではあるが特筆するほどでもなく訪問が終わった。
しかしこの7月に再訪し、個性的なワインの表現がとても面白く、今回非常に気に入った。
ぶどう畑
葡萄畑は全部で21ha。白葡萄2種、黒葡萄3種(メルロー、シラー、カヴェルネ・フラン)が、土壌の特徴が異なる3つの区画の畑に植えられている。写真の畑は、ワインに力強さを与える粘土質の土壌の畑。あとは、エレガントさ香りを引き立てる砂質、そしてミネラルを多く含んだ土壌の畑がある。3つの異なる土壌から造られた葡萄が、ワインに複雑性を加える。
ワイナリー
訪問は、畑、発酵タンク、バリック貯蔵庫へと進む。背景がかっこいい。
ボトル
そして、最後に試飲。試飲できるのは、4種類の赤ワイン。
1)ボルゲリロッソ「レ・マッキオーレ」
メルロー、シラー、カヴェルネ・フランを配合。
2)「パレオ」カヴェルネ・フラン100%
3)「スクーリオ」シラー100%
4)「メッソーリオ」メルロー100%
2009年から有機農法を取り入れ、2011年には1部の畑でビオディナミを開始。その効果なのだろうか?単一品種で造っているのでそれぞれの品種の特徴はあったけれど、それが更に際立っている。ただ品種が違うということではない。この土地で造ったそれぞれの品種、とでもいうのだろうか。
すべてのワインは、骨格のある強さというより、エレガントさが共通項である。そこに、時間の流れとともにグラスの中で次々と香りが見え隠れする。グラスに注がれたワインは、時間とともに少しずつ空気に触れて香りが開いてくるわけだが、全体的にまろやかになるという感じのワインは多いが、際立つ香りが異なってくるというワインはそれほどないのではないだろうか。これは土壌を表現するワインを造ることを目指す、畑仕事が丁寧なワイナリーのワインに言えることのように思われる。
3種類の単一品種ワインの中では、私の好みは意外にもカヴェルネ・フランであった。このワインの香草の香りが好きというのか。シラーは、スパイスが効いた力強い従来のシラーを想像してはいけない。このシラーはミネラル感があり、しつこさがない。最後に、果実の甘さも残っている。メルローは、これは熟成させて時間をかけて飲みたいワインである。やはりシラーもメルローも私の好みの品種ではないけれど、このシラーは大変面白い。
Tシャツ
そして、レ・マッキオーレのオリジナルTシャツを買ってしまった♪
ワイナリーを案内して下さる広報係りのお姉さんは、本当に大人可愛い人で声もうっとりするぐらい可愛くセクシーで、誰もが惚れてしまう人なのだが、彼女がいつもレ・マッキオーレTシャツを着ている。それがデザインもお洒落で本当に素敵!
レ・マッキオーレ訪問、大変楽しませて頂きました。

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別途、昼食代、ワイナリー試飲代が生じます。

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