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モンタルチーノ

シエナから約40km南に、城壁に囲まれた町モンタルチーノがあります。

パノラマ1町

オルチャ、オンブローネ、アッソ渓谷に囲まれた海抜564メートルの町は、中世の時代、見晴らしの良さから重要な軍事拠点でした。古代ローマ時代の幹線道路、アウレリア街道とカッシア街道を結ぶクロディア街道と、北イタリアからローマへ続く巡礼の道フランチジェーナの二つの主要な道がとおり、海にも近いということで(約50km)、シエナ共和国とフィレンツェ公国による所有権争いが5世紀もの間続きました。

1555年、シエナ共和国がトスカーナ公国メディチ家コジモ1世によるフィレンツェ連合軍の手に落ちると、シエナ共和国軍のピエトロ・ストロッツィとフランス軍デ・モンリュックに率いられ、シエナを追放された400を越える家族がモンタルチーノへ逃れます。そこで議会を招集し、モンタルチーノにおけるシエナ共和国を樹立します。市庁舎に貨幣鋳造所を建て、表面には「モンタルチーノのおけるシエナ共和国」、裏面には「自由」と描かれた金と銅の硬貨を鋳造しました。

しかし、すべての抵抗は無駄に終わります。1559年、シエナ派のフランスがフィレンツェと友好関係にあったスペインと締結し、シエナ共和国はフィレンツェに屈せざるおえなくなりました。こうして、シエナ最後の共和国はフレンツェのものとなり、今でも城塞の壁、門など町の5箇所にメディチ家の紋章を見ることができます。

この地域は、イタリアが世界に誇る赤ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産地です。中部イタリアで最もポピュラーなぶどう品種サン・ジョヴェーゼのなかでも、モンタルチーノの周辺で栽培されるサン・ジョヴェーゼは「ブルネッロ」と呼ばれています。
この地域で造られるワインは、ブルネッロだけではありません。ほかにも、ロッソ・ディ・モンタルチーノD.O.C.、サン・アンティモD.O.C.、甘口ワインのモスカデッロ・ディ・モンタルチーノD.O.C.、とワインの種類も豊富です。

ワイン1ワイン2

また、ここは「蜂蜜の町」でもあります。
モンタルチーノ生まれのグイド・フランチは1930年代から養蜂業に多大な貢献をし、モンタルチーノは高品質の蜂蜜を生産する町として有名になりました。
9月の週末に城塞にて、イタリア中の養蜂家が集まる「蜂蜜市」が開かれます。蜂蜜市開催中に、イタリア蜂蜜コンクールが開催され、アカシア、オレンジ、ラヴェンダー、栗など採集される花によりカテゴリーされ、各カテゴリーでイタリアで最もおいしい蜂蜜が決定されます。

→モンタルチーノの町の地図へ→

→町の見どころ

城塞 La Fortezza
開館時間/夏期09:00-20:00 冬期09:00-18:00(月曜休)
入場料/4ユーロ(大人)2ユーロ(小人)
所要時間:約20分-30分

城塞城塞2

町を訪れる旅人を威厳を持って迎える城塞は、1361年にシエナ共和国により建設されました。五角形をした城塞は、各角に見張り塔を持ち、13世紀に作られた城壁の一部と融合しています。白と黒のシエナ共和国軍の紋章が描かれたメイン入り口の上にある、敵をめがけて沸騰した油や松脂を落すための突出部分など、この時代の軍事的建築物の典型となっています。
城塞の入り口をくぐると、約8,000uの空間が現れます。城塞が建てられる以前、この場所には聖エジディオ教会がありました。城塞を建築する際、教会を撤去するかどうか議論されましたが、守備隊長の願いで教会の一部が礼拝堂として残されました。木製の急な階段を上ると5つの塔をつなぐ通路があります。ひときわ高いここから、モンタルチーノの町と遠く広がるオルチャ渓谷の眺めは、絶景です。

城塞パノラマ

メイン入り口の対向線上にあるもうひとつの扉からは、ラテン語で「Mons=山、 Ilcinus=ときわ樫の木」という意味を持つ町の名前の由来となったときわ樫の木が植えられた中庭へ続きます。中庭はメディチ家のコジモ1世の命により造られ、ここに大きな兵器を置いて城塞の中でも一番守りが弱いとされたこの部分を守りました。
1787年、トスカーナ大公レオポルドにより教会内に死者を埋葬することが禁止されため、城壁外の墓地が建設される同年7月21日まで、城塞内に死者を埋葬しました。
城壁内には、ブルネッロをはじめとする、様々な種類のワインがそろったエノテカもあります。
市庁舎 Palazzo Comune
市庁舎13世紀から14世紀にかけて建設されました。16世紀に柱廊部分が増設され、ここで「モンタルチーノにおけるシエナ共和国」の貨幣が鋳造されました。柱廊内には、1564年に造られたメディチ家のコジモ1世の像があります。時計塔は、幾世紀の間に増築されました。
中世には、この建物はポデスタ(執政官の館)であり、刑務所でもありました。
マドンナ・デル・ソッコルソ教会 Santuario della Madonna del Soccorso
マドンナ・デル・ソッコルソ教会城塞の反対側にあるこの教会は、1330年に建設が開始されました。1333年に礼拝堂が拡張され、15世紀末に大増築が始まり、1609年まで続きました。フォザードは1794年に着工され1829年に完成しました。
「救済の聖母マリアの聖地」という名のとおり、聖母マリアによりモンタルチーノが救われたという伝説があります。一度目の救済は、ペストから市民を守ったといわれます。二度目は1553年、スペイン軍が町を包囲したときのことです。スペイン軍司令官ドン・ガルシア・ディ・トレドが、夜明け前に見張り番のところへ行く途中、小姓を伴った光り輝く貴婦人が城壁を歩いているのを見ました。この光景に打たれた司令官は、すぐに包囲を解除したということです。今も教会の聖具堂には、スペイン人司令官が寄付したという、銀製の子供を抱く聖母マリアの像が納められています。祭壇には、1692年に製作されたアラバスター製の聖母マリアが描かれた板絵が飾られています。町の守護聖人である救済の聖母マリアを祝う5月8日に、板絵が公開されます。そして、25年ごとに、板絵は祭壇からはずされ、町中を行進します。
天気の良い日、教会の裏手の庭からは、北方はシエナ、果てはアペニン山脈が、西方にはティレニア海が見渡せます。
聖サルヴァトーレ大聖堂 ドゥオモ Cattedrale di San Salvatore
ドォウモ聖サルヴァトール大聖堂は、1000年に建てられた古い教会のあとに、1462年ローマ教皇ピオ2世の命により大聖堂として建設されました。教会は、19世紀にシエナの建築家アゴスティーニ・ファンタスティチにより改築kされたため、新古典様式となっています。大聖堂の横手の芝生に、井戸があります。井戸の鉄のふたを開けると、いくつものカラフルな眼鏡が井戸の底に現れます。これは、モダン・アート作家ジャニス・コウネリスによる「万華鏡」と呼ばれる作品です。
聖アゴスティーノ教会 Chiesa di Sant'Agostino
聖アゴスティーノ教会14世紀に建てられた教会です。フォザードは、ゴシック様式のなかに、大理石の扉口、薔薇窓などのロマネスク様式の細部が見られます。教会に隣接する昔の聖アゴスティーノ修道院は、中世・現代美術館および考古学博物館となっています。
開館時間/
11月-3月10:00-13:00/14:00-17:40 
4月-10月10:00-13:00/14:00-17:50
入場料/€4..50(€6.00美術館と城塞入場料)
聖エジディオ教会 Chiesa di Sant'Egidio
聖エジディオ教会モンタルチーノにおけるシエナ人による最古の建造物である聖エジディオ教会は1325年に建設されました。
教会内には、1980年代にシエナで開催されたパリオの旗が飾られています。
ピエリ邸 Palazzo Pieri
ピエリ邸この町ではめずらしい15世紀の建造物です。井戸がある中庭は、ルネッサンス様式です。1555年から1559年、シエナ軍を支援するために送られたフランス軍が、この館に駐屯しました。現在では、市民たちの憩いの場となっています。
→気になるお店
パスティッチェリアMaruccia
パスティッチェリア1935年創業のパステッチェリア。朝食やおやつにぴったりの菓子パンから、シエナ名物のパンフォルテ、パンペパート、リチャレッリ、カヴァルッチなどのお菓子を買うことができます。すべて手作りです。店内には、甘い香りが漂っています。
Piazza del Popolo, 29
蜂蜜Agienda Agricola Ciacci
お店2養蜂が盛んなモンタルチーノにある養蜂農家Villa I Cipressiの直売店です。アカシヤ、ひまわり、栗、クローバー、ラベンダー、ローズマリー、ユーカリなど全15種類の蜂蜜と、「蜂蜜ブルーベリージャム」など蜂蜜を利用した商品が見つかります。どの商品を購入するか迷った場合は、試食もできます。
Via Ricasoli
ビオ商品・食料品店
お店ブルネッロを始めとするビオ・ワイン(レ・キウゼ、ポッジョ・ディ・ソット、ソルデラ、イル・パラディーソ・ディ・マンフレディ、クパーノなど)や、チーズ、豆類、ジャムなど、ビオ商品ばかりを集めたお店です。トスカーナ生まれのビオ・コスメ「ビオッフィチーナ・トスカーナ」も取り扱っています。
Via Ricasoli
食料店
お店メイン通りにある食料品店。ワインや蜂蜜、お水も売っています。お昼をパニーニで簡単に済ませたいときには、ぜひここで!オルチャ渓谷D.O.P.のペコリーノ・チーズにハムを挟んだパニーニを、目の前に美しい展望が広がるマドンナ・デル・ソッコルソ教会横にあるベンチで食べるのがお勧めです。
Viale Mazzini
カフェFiaschetteria Italiana
お店21888年創業のブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生みの親、ビオンディ・サンティによるカフェテリア/エノテカです。
Piazza del Popolo
→一年の催し
2月 Benvenuto Brunello ブルネッロの祭典
ワイン業者対象のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会開催の試飲会
4月 Festa di Primavera 春の祭典
城塞で開催されるエノガストロノミア(食文化)祭り
5月 Festa Patronale di Santa Maria SS.del Soccorso 救済の聖母マリアの祭日
町の守護聖人、救済の聖母マリアのお祭り
7月 Jazz&Wine ジャズ&ワイン
ワインを試飲しながらジャズの演奏を楽しみます。城塞にて開催。
9月 Settimana del Miele 蜂蜜週間
城塞にて、蜂蜜市が開催されます。イタリア中から集まった養蜂家たちの蜂蜜を、試食・購買できます。
10月 Sagra del Tordo ツグミ祭り
中世の衣装での行進や、町の4地区が馬上にて弓矢を射る、アーチェリー合戦が行われます。
→ビデオで見るモンタルチーノ

→天気

→フィレンツェからの行き方

フィレンツェからモンタルチーノまではバスを利用します。途中、シエナで乗り換えです。

フィレンツェ・シエナ間のバスの時刻表ページへフィレンツェ・シエナ間バス時刻表
シエナ・フィレンツェ間のバスの時刻表ページへシエナ・フィレンツェ間バス時刻表

フィレンツェのバス停:Via Santa Caterina da Siena
シエナのバス停:Piazza Gramsci


シエナ・モンタルチーノ間のバスの時刻表ページへシエナ・モンタルチーノ間バス時刻表
モンタルチーノ・シエナ間のバスの時刻表ページへモンタルチーノ・シエナ間バス時刻表

シエナのモンタルチーノ行きバス停:Piazzale Rosselli
モンタルチーノのバス停:Piazza Camillo Benso

※バス時刻表のFerialiは月曜日から土曜日、Festivoは日曜日です。
※チケットはバスの中でも購入できます。
※バス停のチケット売り場は1月1日、イースター、5月1日、12月25日は休業です。

モンタルチーノへ専用車(ハイヤー)行くツアーは、コチラからモンタルチーノツアー
メルセデスベンツの専用車(ハイヤーNCC)で、ご宿泊ホテル発着モンタルチーノとオルチャ渓谷を訪れるツアーです。イタリア政府ライセンス日本人ガイドがご案内致します。昼食は、オルチャ渓谷で一番美味しいレストランでシエナ県の郷土料理を召しあがって頂きます。

モンタルチーノのワイナリーへ行くツアーは、コチラからモンタルチーノワイナリーツアー
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