3月末にモンテプルチャーノ訪問。
春の一歩手前、3日間トスカーナ満喫ツアーは モンテプルチャーノ から始まる。ここもトスカーナの他の町と同じく、起源をエトルリア人とする、標高が500から600mの高台にある。なだらかな丘に寄り添うように町が発展したトスカーナの小さな町。
黄色いバイクは写真のために置かれているのかと思えるほど、絵になる小路。いつもここで写真を撮るのを勧めてしまうモンテプルチャーノの一コマ。石畳、壁、植物、すべてが素晴らしい統一感を持って、絵画のように存在している。
お気に入りのバロック様式の教会。静かな教会に差す光ほど、神秘的なものはない。
アカンサスの葉が美しいコリント式の柱頭も、朝の光で輝いている。この光の儀式に立ち会った、それだけでなぜかしら祝福された気分になるのだから教会という場所は不思議である。
気になる本屋。どんなおじさんが店番をしているのだろう?勝手におじさんと決めつけているが、不思議な異時空間に入り込めるような感じのお店。
雲が浮かぶ空の下、赤いテラコッタの屋根の並びと春を待つ丘陵地がトスカーナらしい。
雲の大きな影が映る。大阪の下町育ちの私が歩いた場所はアスファルトの上ばかりで、こんな広大な景色を見たことがなかった。ましてや、雲がこんな風に影を作るなんて。いつ見ても感嘆せずにはいられず、いつまでも心に残るトスカーナの風景の一つである。
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