11月トスカーナはロックダウン

11月トスカーナはロックダウンとなった。

トスカーナはロックダウン

コロナ第2派をなんとか抑えようとしているイタリアだが、ついに感染者が6万人を超えた。11月13日現在の、左から現感染者数、回復者数、死亡者数、総感染者数。下の数字は、増加数。

集中治療

これは集中治療室の使用率表で、これが基準の一つとして全国が州ごとに制限が軽い順に黄色、オレンジ色、赤色と3つの区域に分かれた。(11月13日現在)

区分け一番左の11月6日の首相令発出から、11月8日、11月15日と次第に、しかし早いスピードで色分けが変わっていった。

「22時から5時までは特別な理由がない限り外出禁止と教会・美術館・劇場・映画館・プール・ジムは閉館、高校は100%オンライン授業、大学休講」はどの色も同じ規則。

黄色は「バールとレストランは18時まで開店可能」、

オレンジ色になると「バール・レストランが閉店」となってしまう。

赤色区域は完全ロックダウン。赤色でもスーパーや薬局、理容・美容院は開店、幼稚園、小学校、中学1年までは通学。

11月のトスカーナ

コロナには全く関係ないが、写真は昨年の11月のオルチャ渓谷である。気持ちが沈むので、美しい大地を見てその雄大さに癒されたく、過去写真を眺める毎日である。いつ戻ることができるのかなぁ。残念ながら、先は長そうである。

−閑話休題–

黄色だったトスカーナ州はオレンジ色となり、そしてとうとう赤色に。今回、州ごとに対策を変えたというのは非常に名案だと思う。ただし、各州の提出する情報が信頼できるものであればだが。

オルチャ渓谷

9月の選挙で当選した新トスカーナ州知事はとても信頼できる人で、経済支援や医療対策を市民に寄り添いきちんと練っていたであろうトスカーナ。昨日だろうか新規感染者数が減少したとも聞いたが、それでも病院が悲鳴をあげたこともあり、赤色になったのには妥当な理由があるのだろう。執政者を信頼できると、対策は辛いが受け止めることができる。

オルチャ渓谷の大地

しかし、カンパーニャ州やカラブリア州では問題が起こった。(もちろん、トスカーナ州も完全ロックダウン反対者は多く、問題がないわけではない)

先日のテレビの討論番組で話題になったのが、最初の色分けの発表でカンパーニャ州が黄色だったこと。コロナ禍初期にカンパーニャ州知事がすごい勢いで「みんな!家にいろ!」さもないとバズーカーで撃ち殺す的に喚いていたのに、今回、黄色となってから「お願い!家にいて!ナポリの病院は非常事態」と訴えたナポリ市長を馬鹿者と罵った。ナポリの病院の映像を見たが、実際、ひどいものである。割となんでも平気な私だが、ナポリでは絶対に病気になりたくないとぞっとした。こんな非常事態なのに、なぜ黄色だった?州知事の心変わりは?

色分け案が出る前に、州知事がカンパーニャ州は独自にロックダウンする!と宣言した翌日にナポリで暴動が起こったが、もしも国からカンパーニャ州の経済の息の根を止める赤色宣言が出たらもっと酷い暴動が起きるのが予想されるから州知事はそれを止めたいらしい。経済を止めるなという抗議もあろうが、あの恐ろしいドラマ「ゴモッラ」の世界のようなカモッラ(カンパーニャ州のマフィア)の抗争が起こるとも言われている。そして州知事がディマイオ外相を「あいつの名前を聞くだけでも虫酸が走る」的なことを発言し更なる混乱となっている。ディマイオよ、お前もナポリ人ならば状況がわかるだろうということなのか?(知らんけど)と、私は勝手にドラマチックに仕立ててまるで映画のよう!と驚きに面白さを混じえてテレビで状況を眺めているだけなのだが。

イトスギとオルチャ渓谷

コロナの集中治療が必要な患者数は低めであるのに関わらず、赤色となったカラブリア州。そこで発覚したのが、カラブリア州の医療機関がめちゃくちゃだということ。州の保健局の最高権威者がテレビのインタビューで「コロナ対策はない」と発言してしまい、非常に非難され、それを撤回するのにテレビ出演した。「なぜ、あんな発言をしたかわからない。自分が自分ではなかった」と言い訳する権威長は、もしかして全てを隠すために誰かに薬飲まされたのでは?という問いに体調が悪かっただけと答えるのだが、謎である。どうも薬の件は完全否定できない闇がありそうだ(これまた、知らんけど)。彼はこのスキャンダルで辞任したが、後任者が「コロナはね、15分以上キスしないとうつらないんだよ」というような人物で、カラブリア州も大変である。なぜにこんなよくわからない状態なのか?しかも、このとんでも人物は政府から推薦された人物だとか。おそらく、カラブリア州もンドランゲタ(カラブリア州のマフィア)が絡んでいるのだろう。だから、はっきりしたことがわからないし言えない状況らしい。

オルチャ景観

美術館でも何かの催しでも、世界大戦の時に中断して以来、戦後初めての出来事的に書かれた文章を読み、言うても50年ぐらいの話やんか、そんな大層なと思っていたが、今回、この南イタリアの闇が明るみに出てくるのを見ているとコロナはやはり非常事態だと改めて痛感する。しかし私がイタリアを知らないだけで、マフィア絡みの事件に関しては近年まで頻繁に発生していたのかも知れない。ウフィッツィ美術館裏のゲオルゴフィリ通りのマフィアによる爆破事件の惨事も1993年と、それほど昔ではないのだから。ドイツが「どうせマフィアにお金が流れるんでしょ」的なことでイタリアへの助成金を渋ったのはある意味正しいのかもと思えてくる。美しい国イタリアの闇は深い。南イタリアに限らず、ドラマではないこの過酷な情勢、少しでも早く回復して欲しい。

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