6月からボボリ庭園でガーディニング・ボランティア開始
数年前から希望していたボボリ庭園でのガーデニング・ボランティアを、思い切って今年から始めることにした。
初日は、イゾラと呼ばれるボボリ庭園の池に浮かぶ島の選定作業だった。普段は鉄門で閉ざされている空間に入ることができて、とても嬉しかった。
メディチ家の時代から受け継がれてきた自慢の柑橘類コレクションは、鉢植えで育てられている。寒い時期には温室で管理され、夏になるとイゾラには柑橘の鉢植えがずらりと並べられる。
島のどこを切り取っても美しいが、一重のダリアも見事な色合いを見せていた。夏の太陽にも負けない鮮やかなフクシア色が、周囲の緑との美しいコントラストを描いて見ていて元気がでる色だ。
薔薇用の手袋と剪定鋏は各自持参である。まだそれらを用意できなかった私の作業は、雑草取り。雑草といっても、このセイヨウヒルガオ。可愛らしい花なので抜いてしまうのは少しもったいない気もするが、仕方がない。イタリア語でCovolvoloと呼ぶと教えてもらった。
この庭園には、150種を超える品種の薔薇が咲くという。これは何という名前だろうか?
長年にわたりボボリ庭園の庭師を務めてこられたイーヴォ氏が、この活動をサポートしてくださっている。しかし残念ながら、現在は病気療養のため、しばらくお休みされている。ボランティア仲間からは、「ボボリ庭園の薔薇はほとんどイーヴォ氏が植えた」「農学部出身で、本当の植物の専門家だ」など、彼がどれほど素晴らしい人物かという話をたくさん聞いた。
そんな話を聞いているうちに、ボボリ庭園がまるでバーネットの『秘密の花園』のように思え、イーヴォ氏はディコンそのもののような存在に感じられてきた。ますますお会いできる日が楽しみである。きっと薔薇の名前も教えてもらえるだろう。
2時間の作業を終え、軽い疲労と満足を感じて帰途についた。25年フィレンツェに住んでいるが、いつも自分は異邦人というか一時の客人という気がしていた。しかし、この活動を始めてようやく、Fiorentina adottata、フィレンツェに迎え入れられた人というような気分がするのである。
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