トスカーナで乗馬

トスカーナで乗馬体験ツアー。

人はそれぞれ、いろんな夢をお持ちだと思う。 私にも夢がある。それは大変現実味を帯びた、近日中にどうしても叶えたいと強く願う、夢で終わってしまっては非常に困る類のものである。これに加え、先日、新たな夢が生まれた。この夢は、なんというのかしら。「うちのツアーに松潤来てくれねーかな」的なレベルですけれども。 それは、馬を飼うこと!自分が世話をした馬(←ここが味噌)でトスカーナの田舎を散歩すること! 先日、乗馬ツアーにてお客様と一緒に、人生で3回目の乗馬に挑戦した。1回目に挑戦した乗馬は、馬上が想像以上に高くて、落ちないように気をつけることばっかりに夢中で、「楽しい~!」と思える心の余裕は欠片もなかった。むしろ学んだことは、「道草を食う」って馬が道端の草を食って動かず時間を無駄にするってことからなのね、というぐらいか。2回目は馬のパッカパッカとしたリズムを自分のものに出来なかった。 が!ついに!今回初めて、いや~、馬って、本当にいいものですね!と水野晴朗ばりに思ったわけです。 乗馬ツアーは私たちのツアーでも比較的新しいもので、ご案内回数も少なく、乗馬経験者というお客様がほとんどだったということもあり、私が一緒に乗馬したことがなかった。しかし、それではご案内するツアーがどんなものか説明できんということで、今回は私もかわいらしい姉妹のお客様とともに乗馬することに。 トスカーナで乗馬 私達以外にも数人が参加。 乗馬体験 このアイテムだけで気分が向上するような乗馬用のとってもブリティッシュなヘルメットを被り、馬に跨って、さぁ、出発! 私の馬は白馬(!)で、ウーゴという名前らしい。(白馬つったら王子様が乗る馬やん!あたしでゴメン!と思いながら、馬にウーゴ、ウーゴと話しかけていたが、ウーゴが馬の名前であって、厩舎で働いている人の名前でなかったことを祈る!)お客様の馬は、一頭が「レ」王様と言う名前で、もう一頭がなんだかヒラヒラ~とした名前であった。 乗馬中 お客様はお二人とも乗馬初体験。私も3回目といっても、初体験に近い。馬が歩きだした最初は戸惑いまくったが、しばらくすると慣れてくる。少し慣れたころ、せっかくカメラを持参したのだから、乗馬中の写真を撮らねば!ということで、とにかく撮ってみたものの・・・。 森の中 いやね、揺れるんですよ、馬上って。でも宣伝のために写真の一枚でも撮らねばと意気込んでおりましたので、もうカメラのレンズ覗き込まずに撮りましたよ。落馬覚悟で。といっても、足は鐙にしっかり固定されていることもあり、馬が狐を追わない限りキャンディキャンディの丘の上の王子様アンソニーのように落馬なんて出来るもんじゃないと思います、はい。 サンジミニャーノ 2時間コースを体験したが、まずは葡萄畑を散策して森に入る。しばらく森中を歩き、森を抜けた後はサン・ジミニャーノが背景となった葡萄畑を歩く。森を抜けサン・ジミニャーノが遠景に見え始めると、中世の巡礼者みたく「長い旅の果て、ようやく辿り着いた」という気分になる。 馬の上から 目の前に広がる景色は昔からそれほど変わっていないのではあるまいか。葡萄畑に生っている白ぶどうは、土地の産物白ワイン用のヴェルナッチャ品種であろう。馬上からではあるが、まじかに観察することができる。 1時間も過ぎると、体を馬のリズムに合わせることができるようになり、余裕がでてくる。馬は賢いもので、ほぼ一列になって歩く。しかし、途中、歩みが遅くなることもある。私のウーゴちゃんも歩みが遅くなったので、短髪のテリーのような(だから、キャンディ・キャンディのテリーですよ、みなさん!)乗馬コーチ(?キャプテン?馬主?)から馬の横腹蹴って歩みを早めてついて来て!と指示を受けた。恐る恐る言われた通りに横腹を軽く蹴る。最初は馬が早足になると不安を感じたが、いやいや、これまた慣れるもんである。むしろ快感!ときどき馬の横腹を蹴っては、軽くギャロップ楽しんでみたり・・・。 ウーゴちゃんは自分のことしか考えてないのか(当たり前?)、道の端の木の茂ったところを通ろうとする。ウーゴちゃんには棘のある木の茂みは当たらないけれどね、私は正面衝突ですよ。切り傷作りながらウーゴちゃんに「うわぁ~、そこ通らないで!」と懇願していたけれど、なんのことはない、行って欲しい方向の手綱を軽く引っ張ると馬は方向転換してくれる。最後のほうで馬の扱い方なるものを多少学び、ブログの最初の件の「馬が欲しい!」というとこまで気持ちが変化したという訳である。 記念撮影 最後に皆で記念撮影。 サンジミニャーノ 乗馬後はサン・ジミニャーノの町へ向かう。その前に、今度は落ち着いてサン・ジミニャーノの風景を写真に収める。 2時間乗ったらちょっとおしり痛くなったけど、楽しい体験でした。

ブログランキングに参加しています。よろしければ、応援クリックお願い致します。

この記事をシェアする

Facebook
Twitter
Pinterest

関連記事