「観光するには最高、住むには最悪の国イタリア」検証

トスカーナの村
ときどき、ツアーのお客様に「イタリア暮らしはどうですか?」と尋ねられることがある。私は決まって「観光するには最高の国、住むには最悪の国」と夢をぶっ潰すような発言をしてしまう。その後は「食べ物も美味しいし気候もいいし、まぁ、住みやすいですね!」となんとかお茶を濁すのだが。
実際は、何がどう最悪なのか?
まずは、税金の高さ。1年働いた金額の半分は税金にもっていかれる。それでは、高い税金で福祉がしっかりしてるのか?そんなことは、決してない。
美しいイタリア!楽しいイタリア!を出来る限りお伝えしたいと思いつつ、なぜこんなことを書いているのかというと、恐ろしい現実がまたひとつ増えたからである。
今回のびっくり玉手箱は、この1月から実施された電気代の改正制度。電気代をなるべく節約しようとする行為は、普通のことである。電球をLEDなどのエコに替えるとか、太陽光パネルの屋根にするとか、電気代が安価な時間帯に洗濯などをしようとか・・・。
それが!その節約があだになる、3年に渡っての値上がりが決定した。
契約電流30A(住民票がある場合)
1年で1,500KWhまで使用の場合
年間約233ユーロの電気代(税抜き)

前年に比べての値上がり額
2016年は23ユーロ
2017年は41ユーロ
2018年は7,29ユーロ
3年で合計約71ユーロの値上がり
1年で2,200KWhまで使用の場合
年間約343ユーロの電気代(税抜き)

前年に比べての値上がり額
2016年は17ユーロ
2017年は22,5ユーロ
2018年は10,7ユーロ
3年で合計約50ユーロの値上がり
1年で3,200KWhまで使用の場合
約563ユーロの電気代/年(税抜き)

前年に比べての値上がり額
2016年はなし
2017年は13ユーロ
2018年は29ユーロ
3年で合計約42ユーロの値上がり
なんか値上がり率おかしくないですか?
そうなんです!節約したほうが値上がり率が高いなんて、仰天っすよ!
なぜか?ヨーロッパの基準に合わせたそうだ。
欧州他国は、使用量が多いほど基本量が安くなるという。たとえば、使用量100KWhまでなら20ユーロ/KWh、100KWhを越えると18ユーロ/KWhのように。(これは全くの例えの金額ですけれど)イタリアの場合は、100KWhを越えると25ユーロ/KWhのように料金が上がった。だから、ヨーロッパ基準で電気料金改革をしたらしい。しかし、どこがヨーロッパの基準やねん!基本使用量内の料金はそのままでええんとちゃう?!
さすがに原発保有国であるフランスの電気代は安い。それは決してうらやましいことではないが、それ以外の国と比べてもイタリアの電気代は平均のように思えるのだが、どうして今回の値上がりが?
昨年は、CMの入る国営放送の受信料が自動的に電気代に組み入れらて驚かされたが、今回のこの事態にも驚愕である。
「裕福層はさらに裕福に」これがモットーのイタリアである。
ユーロのせいで明日のパンを心配しなければならい国民をさらに苦しめ、お金をもぎ取ろうとするイタリア。いったい何の目的で???
これが住むには最悪でなくて何であろう・・・。
ワイン
そんなイタリアの未来にカンパーイ・・・。
あ!観光するには最高の国イタリアについて、ね・・・。
イタリアは世界領土のたった0,2%を保有する。こんな小さな国に世界遺産の70%が存在する。DOP(保護原産地呼称)やIGP(保護地理的表示)が付く特産品の数が2013年の段階で249品と欧州で一番多い。ワイン生産量も世界1、2位を誇る。気候も温暖で、ゲルマン民族大移動するのがうなずける。さすがイタリア、観光するには最高の国である。
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