サンジミニャーノ

サンジミニャーノ訪問。

サンジミニャーノ訪問 中世の塔で有名なサン・ジミニャーノは、葡萄畑とオリーブの木に囲まれた、非常にトスカーナらしい自然の中に建つ。 葡萄畑はイタリア全土で見られるが、この辺りは有名な白ワイン「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」の産地である。 〝Bacia, Lecca, Morde e Picchia e Punge” 「キスを交わして、舐めては噛み付いて突き、そして刺す」 と、魅力的な悪女を思わせるこの言葉は、著作家であったミケランジェロの甥が、麦藁色をしたサン・ジミニャーノのワインを評したものである。 個人的には、ヴェルナッチャはほんの少し冷やして食前酒として、デリケートなアーモンドの甘くて苦い後味を楽しみたいワインである。同じ悪女でも、若々しい小悪魔的な魅力といったところか。 サンジミニャーノ街中 世界遺産に指定されたこの町は、いつも世界中からの観光客で賑わっている。 サンジミニャーノ散策 メインストリートから少し離れると、意外と閑散としていて中世の町の趣きを堪能できる。 拷問博物館 「中世」を売り物にしている町によく見かける「拷問博物館」。これは、聖ジョヴァンニ門を入ったすぐにある博物館。町中にはこの手のものがすでに3つほどあった気がするが、またしても新しいものが出来たようである。拷問も歴史のひとつなのでこのような博物館があってもよいと思うが、こんな小さな村に4つもあるなんてどういうものか。訪れる人がいるから出来るのであろうが、人々は「残酷さ」を見るのが好きなのかもしれない。 陶器のお店 聖ジョヴァンニ門を抜けてすぐある陶器のお店。マヨルカ焼きというのか、伝統的な絵柄の陶器のお店はたくさんあるが、ここはモダンな柄の陶器のお店。しかし前を通るたびに惹かれるお店である。(残念ながら、このお店は現在別のお店に代わってしまった) 刺繍 刺繍のお店もたくさんある。こういう場所にあるからなのか、これがまたとっても魅力的なのだ。こんなキッチンタオルがあれば台所が明るくなるだろうな・・・と思いながら、貧乏性の私は「でも、もったいなくって使えない・・・」と思いながら見ているだけだけれど、刺繍が素敵なのでやっぱりいつもじっと眺めてしまう。 お店 ところで、この写真の円錐形をしたもの、なんだと思います? 一度、お客様に「どういう風に使うのですか?鍋つかみですか?」と尋ねられたことがある。 そのときは答えられなかったが、後日、店員さんに尋ねてみた。 当然、鍋つかみとしても使えるが、とてもイタリアらしい答えが返ってきた。言われれば納得だが、日本人の私には到底想像ができなかった答え。 答えは、「エスプレッソマシーンつかみ」。 モカ エスプレッソを家庭で手軽に作るモカというマシーンの取ってつかみなんだそう。確かに。出来立てのカフェをカップに注ぐとき、熱くて死にそうになるときがある。大きさもちょうどよい、なるほど、の至極イタリアらしい一品である。 グロッサの塔 こちらは、町で一番高い市庁舎のグロッサの塔。 グロッサの塔中庭 一番高い塔は登ることができるが、出口はフレスコ画が綺麗な井戸がある中庭となっている。 ジェラート そして、サン・ジミニャーノといえば、忘れてはならないのが世界チャンピオンのジェラート屋である! 今日のジェラート 今日のジェラートは、ピスタッキオとヴェネレ・ネラという名前のブラックベリーとラベンダーを合わせたお店のオリジナルの味だ。旦那にも味見させようとピスタッキオを頼んだが、私はピスタッキオはあまり好きではないのですごーくおいしいのかどうかはわからないが、ヴェネレ・ネラは最高においしかった!少し酸味があるラベンダーのいい味がしておいしい!スミレや薔薇の砂糖漬けやキャンディが大好きな私には、ラベンダーの味はたまらない。こういう味は人それぞれだが、それぞれの好み合ういろいろな味があるので、サン・ジミニャーノに行ったらぜひ試すべし!お店であろう。

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