5月初旬のオルチャ渓谷
5月初旬のオルチャ渓谷は、Windowsの壁紙の草原のような緑の丘陵地が広がる。空の青、白い雲、緑の丘陵地、目にも心にも優しい最高な組合せだ。
オルチャ渓谷のシンボルとなる糸杉の群衆は、その周辺の土地が緑か土色で覆われているかの違いがあるが、常緑の糸杉はそれほど劇的に変化するわけではない。しかし周辺に咲く折々の草花が、移りゆく季節を伝えてくれる。
この時期は、黄色いアブラナが元気いっぱいに咲いていた。
オルチャ渓谷ツアーで訪れる村、モンタルチーノの広場。この日は静かでのんびりとした田舎の村そのものであった。
「エロイカ」と書かれた三輪オートが可愛い。モンタルチーノで翌週末にクラッシック自転車レース「エロイカ」が開催予定だ。
モンタルチーノから移動して、世界遺産のピエンツァへ。この日はピエンツァの花市が実施中で、ピオ2世広場が花で溢れていた。（写真は暗いけれど・・・）
オルチャ渓谷の雄大なパノラマを楽しめる通りは、味のある家が並んでいる。昼間は観光客で賑わっているので鬱陶しいだろうが、それでもオルチャ渓谷の大自然を眺める生活はどんなに素敵だろう！
雲が影を落とす大地は、本当に絵になる。雲が、空が、光が、季節が、刻々と新たな景観を作り上げるのだ。
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