花盛り

7月のオルチャ渓谷。

7月のオルチャ渓谷 一昨日は あの山越えつ 花盛り 私の祖父は書道の師である。祖父の家には、額に入れられた彼の作品がたくさん飾られているが、その中で私が一番好きなのが、向井去来の上の詩が書かれた作品である。 桜を詠った詩だろうが、トスカーナの田舎町を訪ねたおり、ふとこの詩を思い出した。日本は山が多いが、丘陵地の多いトスカーナではこうだろうか。 一昨日は あの丘越えつ 花盛り 去来が詠った吉野の桜とは趣きの違いはあれど、トスカーナの田舎町へ行くと町中に花が溢れている。 ゼラニウム 窓辺の花は、道行く人々の目を楽しませてくれる。フィレンツェの町は歴史があり知れば知るほどおもしろいが、残念ながらこのような風景は見ることができない。同じ都会でも、パリでは窓辺に飾られる花を見たのだが。(20年ほど前の話であるので、現在はどうなのだろう) 藤 前に登場した「恋人たちのバルコニー」。絡まっていたのは藤の花。さらに美しさを増す。フィレンツェではとっくに藤の花は終わってしまったが、田舎は涼しいのか、7月に藤が咲いているのに驚く。 ペチュニア 花がなければ牢屋にも見える鉄格子も、溢れる花が鉄の冷たさを優しく彩る。 ジャスミン ジャスミンの季節。辺りに甘い香りを放つ。 ラベンダー ラベンダーも蜂たちを誘惑する。 オルチャ渓谷の花 いい色のゼラニウム。何でもない花だが、石造りの家に似合う花。 ゼラニウム壁 町中に花がいっぱい。過疎問題を免れない町なのだが、住民が町を愛しているのがわかる。 ゼラニウム赤 このままずっと、このように美しい町で居続けてほしいものだ。 アジサイ2食 紫陽花の季節。紫陽花とカタツムリと、紫陽花は梅雨の時期の花というイメージがあるが、梅雨のないイタリアでも6月に咲く。 緑の紫陽花は偽物かと思い、近づいたり、葉を触ったりしたが、どうも本物のようだ。青い色も混じっているので、これから色が変わるのか、本来は青色のはずなのか。

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