バール「セラフィーニ」

フィレンツェのバール巡り10【セラフィーニ】

カーニバルの時期は、フィレンツェ風スキアッチャータの出回る季節である。フィレンツェでは、毎年、フィレンツェ風スキアッチャータのコンテストが開催されるのだが、2021年に優勝したバールのフィレンツェ風スキアッチャータを試すためベッカリア広場まで行ってきた。

ベッカリア広場の木蓮

ベッカリア広場には、見事な木蓮の木がある。すでに蕾をつけていて、春はまだかと空に向かって訴えているようだ。見事に花を咲かせる頃が待ち遠しい。

ベスト・フィレンツェ風スキアッチャータ2021年は、ベッカリア広場近くにあるセラフィーニというバールが選ばれた。ここは昔、義父のオフィスが近くにあったのでしばしばカフェを飲みに来た、午前はビジネスマン、ビジネスウーマンで賑わうバールである。

フィレンツェ風スキアッチャータクリーム入り

ショーケースにお目当のフィレンツェ風スキアッチャータを見つけた。長方形をしたオレンジ風味のスポンジケーキで、表面が真っ白になるほどにたっぷりと振りかけられた粉砂糖の上にフィレンツェの紋章アイリス模様がカカオで茶色く描かれたお菓子がそれである。写真は、クリーム入り。飲み物が必要になるようなパサパサ感が嫌いなイタリア人にはクリーム入りが人気のようだ。私はオリジナルのクリームなしを注文した。

お菓子

フィレンツェ風スキアッチャータ以外にも美味しそうなお菓子が並んでいるので、別のものも2つ注文。

ベスト・フィレンツェ風スキアッチャータ

これが、昨年のベスト・フィレンツェ風スキアッチャータ!いただきます!

表面は予想以上に固めで、中はそれなりにふわりとしている。が、美味しいけれど特筆すべきものではなかった。皆、クリーム入りばかり食べて、こっちはあまり人気がなく日にちが経って固いのだろうか?それともこいういうスタイル?ちょっと期待外れであったのは否めない。美味しいけれど、私の中ではベストとは言えないな。それは一緒に行った日本人の友人も同じ意見だった。

ブディーノ・ディ・リーゾ

こちらはブディーノ・ディ・リーゾ。タルト生地に牛乳で煮たお米とカスタードクリームが入っているフィレンツェ定番のお菓子だ。これは美味しかった。

ピスタッキオのお菓子

最後は小判のようなお菓子。ちょっと固めでサクッとしたタルト生地に、中にはチョコレートが入っている。上に乗ったピスタッキオがアクセント。これは生地の固さが逆に美味しく、3つの中で一番気に入った。ここのところピスタッキオクリームが流行っているので、色んなバールでそれを使ったお菓子をよく見かける。私はピスタッキオ好きではないが見つけると注文していた。その中でも、これはとても好き!ピスタッキオと生地とチョコレートのバランスが良かった。

観光客ならばここまで足を運ぶこともないし、お菓子の為に来るほどではないけれど、一応、以下のバールで〜す。

Caffè Pasticceria Serafini
Via Vincenzo Gioberti, 168/r

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