チェルタルドで赤玉葱のジェラートを。

私たちがご案内するトスカーナツアーに「小さな村の物語」とどこからか借用した名前のツアーがある。それはレオナルド・ダ・ヴィンチの故郷であるヴィンチ村に加え、サン・ミニアートとチェルタルドを訪問する旅である。

小さな村を巡るツアーとはいえ、チェルタルドは村の規模を考えるとご案内するのが不安になるのだが、トスカーナの緩やかな丘陵地の先にその姿を見た瞬間、物語の挿絵のようでうっとりする。

この小さな村は夏になると頻繁にイベントが開催されるが、この日も中世祭りがあった。中世祭りがあると車で近づくことが難しくなり、村に入るのが有料になったりするのだが、今回は問題なかったので助かった。

時代の衣装を着た人々が携帯を向けると全員集合してくれた。ああ、やっぱり小さい村の中世祭りは面白い!一緒に写真を撮ったお礼をいうと、一人の方が日本に行きたい熱を語って下さった。このようにして、彼らのちょっとした気遣いが、なんでもない会話が旅の素敵な思い出となるのだ。

天気にも恵まれて暑くなってきたので、午後のジェラートを。ここは!特産品の赤玉葱の!ジェラートがある!ずっと気になっていた。今まで季節外れだったりお客様がご興味なかったりと試す機会を逃していたが、今回は念願がようやく叶った。ミルク味のジェラートの中にジャムにした玉葱が入っていてるのだが、しっかりと玉葱の味がして不思議な感じはするものの、なかなかに美味しくて大満足。
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