世界入りにくい居酒屋

フィレンツェの世界入りにくい居酒屋へ。

昨日、YouTubeで「世界入りにくい居酒屋・フィレンツェ編」を見た。この番組は店名は明かさないということで、「入りにくい」なんて一体どこなのか興味が沸いた。 既にどこのお店か話題になっているかもしれないし、こういうのは秘密なほうが探す楽しみがありいいのかな?と思ったりするけれど、店名が明かされないとお店側も宣伝にならんだろうということで、ご紹介致します。 Hosteria del Bricco Via San Niccolo 8r フィレンツェの世界入りにくい居酒屋オステリア・デル・ブリッコ オステリア・デル・ブリッコ。ぶりっ子がいる店ではない。すっごいマニアックな店主のいる店である。ブリッコとは、レンガという意味もあるが、壷という意味もあり、トスカーナでは主にコーヒーを作る壷っちゅうのか、容器を指す。このお店のレンガの内装を指すのか、ワインの壷を意味するのかわかりませんが・・・。 アンティパスト テレビでも紹介されていた5種類のパテ。これは本当に食が進む!食べ過ぎて、これだけでお腹一杯になりそう。 ラグー いのししソースのパッパルデッレ カルボナーラ フィレンツェのメニューにはめずらしいカルボナーラ。ただのパンチェッタではなく、ちゃんとグアンチャーレという豚のほほ肉を使っているので、こってり美味! いずれのパスタも美味しくいただいた。少し重めではあるが、その分、ワインが進む。ワインの品揃えが豊富でなければ名乗れない「オステリア」という店名のとおり、ワインの品揃えも豊富。 ドルチェ デザートのザバイオーネ。ティラミスの中身っていうのでしょうか。私的にはティラミスがよかった。デザートで惹かれるものは少なかったな。 実はこのお店を訪ねたのは、数年前。お店のある通りはアーティストの工房が多く、お店の近くの工房で絵を習っている、絵画を趣味とする友人に紹介してもらった。オーナーのダニエル氏も絵を描かれるということだが、なかなかおどろおどろしている・・・。友人の絵も然り・・・。 もう一度、セコンドを試しにきて納得の味だったらお客様にご紹介しようと思っていたが、なかなか機会を得ず。そこにこの番組を見た。テレビに紹介されたとい うこともあるけれど、なによりも、このお店のマンマ・マリアさんを拝見し、少しでも応援したいと思った次第である。 マリア 私たちが訪れたときは、マリアさんはお元気で彼女が仕切っているという感じだった。上記の5種類のパテが美味しいと伝えると、私が厨房に入っている限りはこのメニュー はあり続けるわよ、とおっしゃっていた。 友人の話になり、さらに旦那の腰痛の話になった。マリアさんは昔はダンサーだったが、彼女も同じ問題に悩まされ手術をして今は再び踊ることができるとうれしそうに語ってくれた。そしてテレビでもおっしゃっていた「人生働かなくては。どうせ働くならば、楽しく働かないと ね!」という言葉が印象に残った。 マリアさんとお話して、私は異国に住む母を思い出し、旦那は今は亡き母親を思い出し・・・。なんというか、みんなのマンマ!という方である。久しぶりにテレビで拝見し懐かしくなり、久しぶりに訪れたいなと思う。フィレンツェの歴史地区にて、イタリア人家族が経営する数少ないお店のひとつだ。

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