欧州、観光客受け入れに向けて

欧州、観光客受け入れに向けて始動開始。

(写真はhttps://www.lecronachelucane.it/より)

5月4日にオンライン開催されたG20観光大臣会合で、欧州は6月からグリーンパス(ワクチンパスポート)を導入し観光を再開する意向を示した。それは、コロナ快復者・ワクチン接種者・PCR検査陰性者に発行されるグリーンパスがあれば隔離期間なしで自由に観光できる。

そしてイタリアのドラギ首相は「どうぞイタリア観光の予約を始めてください」とコメントした。

一方で、アメリカはグリーンパスに導入しないと発表したと聞く。ワクチンを接種しない人の行動の自由が制限されて差別が生じるからというのが理由らしい。接種するしないの選択の自由は許され国民は無料で接種できるのならば、差別とは何を意味するのか?ワクチン以外でコロナを抑え込むことが出来るというのだろうか?情報管理される云々も、イタリアの場合は(欧州全般?)皆が番号付きの身分証明書を持っているから問題無かろう。それにしても、アメリカからの観光客も期待するイタリアだと思うが、グリーンパスがないアメリカ人は欧州に入国できるだろうか?

日本はまだどうなるかわからないので、日本人をお客様としている私たちにはまだまだ行き先不安ではあるが、それでもとにかく今度こそ霧が少し晴れた気がする。

まだ問題は解決されたわけではないが、ここまで来るのに長かった・・・。仕方ないけれど、長かった。家にいるのが平気なタイプの私も流石に家にいなければならない状況があまりにも長すぎて、怠けた体で再び仕事が再開できるかと心配だったが、このニュースを聞いて久しぶりに仕事に対しての気持ちの良い緊張感を感じた。と言っても仕事が入ったわけではないのだが・・・。

この仕事を始めて14年ほどずっとがむしゃらに走ってきたが、仕事が好きなのか選択がないからやっているのかわからなくなってきたところでコロナ禍のために強制的に仕事の一時停止を食らった。お金はなくなっていくがたっぷりあるのは時間ばかり。そこでじっくり考えた。たかがガイド、されどカイド、まだまだ勉強不足だがやっぱりこの仕事、フィレンツェとトスカーナが好きなのだと思えたことだけでも有難い。あとは、このままコロナを避けることができればいいのだが・・・。

とにかくも、イタリアは皆様のお越しをお待ちしております!

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