夕暮れ時、ジョットの鐘楼へ

ジョットの鐘楼へ登る。

フィレンツェのドゥオモ夕暮れ
ドゥオモの大理石がオレンジ色に染まる頃、ジョットの鐘楼へ上ることに。
ジョットの鐘楼へ登る
イタリアで一番美しい鐘楼。アッシジ、パドヴァ、ローマ、フィレンツェと大作を残したジョット・ボンドーネが晩年に設計した。
そのあまりの美しさに、神聖ローマ帝国皇帝カール5世はジョットの鐘楼を幕で覆い、特別の式典のときのみ幕を開けることを欲したとか。
高さ約85m、フィレンツェで3番目に高い建物である。414段の階段を上って辿り着く屋上テラスにて、フィレンツェの素晴らしい景観を楽しむことができる。
ジョットの鐘楼階段
最初は1m20cmぐらい?それから1mほどの幅の階段を、ゆっくりと上へ向かう。降りてくる人々と行き交うだけの幅はある。早足で上る人に道をゆずることもできる。
サンジョヴァンニ洗礼堂
しばらくすると、修復を終えて本来の美しさを取り戻したサン・ジョヴァンニ洗礼堂が眼下に見える。ダンテが「我が美しきサン・ジョヴァンニ!」と誇りを持って表現したが、ここから眺める洗礼堂にはこの言葉意外に見当たらない。
ジョットの鐘楼内部
階段が屋上までずっと続いているのではなく、途中2箇所ほど広間があり休憩ができる。毎回、ここが屋上か?と期待するが、そうではないのである。
格子から下をのぞく。だいぶ上に来た。
ジョットの鐘楼からドゥオモを見る
さぁ、最終階に到着!恐ろしく大変だけれども、上った甲斐がある。私は17時15分ごろから上りはじめたが、あと少しで鐘の音が鳴るのには間に合わず。若者は鐘が鳴り始めたらダッシュ!していたけど、私には無理だった・・・。
いつ見てもロマンチックな景色である。鐘が鳴り響く夕暮れ時は特に空想的である。残念ながら、鐘は階段の最中に鳴り終わってしまったけれど。
ジョットの鐘楼頂上
クーポラに比べジョットの鐘楼は若干低いのだが、その良さはフィレンツェのシンボルであるクーポラを間近にみることができること。
共和国広場
共和国広場。広場のメリーゴーランドが見える。その左奥にピッティ宮殿。ピッティ宮殿はフィレンツェで一番大きな屋敷であるが、ここから見るピッティ宮殿は納得の大きさ。
サンタクローチェ教会
白いファザードが美しいサンタ・クローチェ教会。右に、バルジェッロ博物館にバディア・フィオレンティーナ教会の鐘楼。丘の上、サン・ミニアート・アル・モンテ教会のロマネスク様式のファザードも小さく見える。
ヴェッキオ宮殿
ヴェッキオ宮殿。そろそろ町に灯りが灯される時刻である。
夕暮れのドゥオモ
地上まで降りてきたときには、宵に輝くドゥオモが待っていた。
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ジョットの鐘楼
Piazza del Duomo, Firenze
8:15から18:50まで。
チケット:15ユーロ
(クーポラ、洗礼堂、ドゥオモ付属美術館共通チケット/使用してから24時間有効)
鐘楼の入り口でもチケット購入可。
エレベーターはありません。
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