コッレ・ディ・ヴァル・デルサ
コッレ・ディ・ヴァル・デルサって、どんなところ?
コッレ・ディ・ヴァルデルは、フィレンツェからシエナに向かう途中にある村です。この地は紀元前3千年前から人々が居住していた古い歴史が流れています。
旧市街は11世紀初期に、他のトスカーナの村と同じく高台に城塞として築かれましたが、徐々に下の方にも村落(ボルゴ )が生まれ村が広がりました。写真に見える門は中世からの門です。
コッレ・ディ・ヴァル・デルサの紋章は銀色に赤色の馬が描かれています。これは12世紀に自治都市となったときに考案されたものです。自由と勝利を表す馬、勇気と不適を表す赤、調和と慈悲を表す銀が村を代表するシンボルとして選ばれました。シエナとフィレンツェの間で派閥・領地争いに何度も巻き込まれましたが、1347年にフィレンツェの支配下に16世紀からトスカーナ大公国の一部として発展し1774年からはシエナ県の一部となりました。今は静かで小さなトスカーナの村の一つに過ぎませんが、ゆっくりと村を散策していると紋章が語るように誇りある歴史を感じる村です。
高台の旧市街は、本通りとそれに平行して通る路地の二本だけと小さいですがとても情緒があります。裏通りは静寂としていて、路地好きには嬉しい写真映えがするスポットです。
石造りの村に街灯がほわっと灯る宵、想像するだけで素敵です。こんなところで一泊するのも楽しいでしょう。
高台にある旧市街から新市街へは情緒あふれる坂道を下ります。新市街では、ときには朝市が立ち市民の生活を垣間見ることができます。
コッレ・ディ・ヴァル・デルサの見どころ
- 聖マルツィアーレとアルベルト大聖堂
- Piazza del duomo/via del castello
- 8:00,11:00, 12:00,18:00から1時間ほどはミサの時間なので見学は控えて下さい。

コッレ・ディ・ヴァル・デルサの特産品
コッレ・ディ・ヴァルデルサの特産品は、クリスタルガラスです。散策中にクリスタルガラスのお店が目を楽しませてくれます。
もともとこの周辺はガラスの産地で19世紀にガラス産業が特に盛んになりました。1963年にコッレ・ディ・ヴァル・デルサのガラス職人によって鉛を混ぜて作るクリスタルガラスの配合を生み出し、以後、鉛が24%混合したもののみがクリスタルガラスと呼ばれます。現在では、イタリアのクリスタルガラスの95%がこの小さな村で作られています。
コッレ・ディ・ヴァル・デルサへの行き方
- バスで行くコッレ・ディ・ヴァル・デルサ ※フィレンツェ・シエナ間のバスを利用します。
- フィレンツェ・シエナ間のバス時刻表のページへ
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