盗難に遭ったら

イタリアは盗難が多い国です。最近では特に、移民も多くなり、その分盗難事件も増えてきました。対策といえば、いつでもどこでも鞄を自分の目の前に抱える、ということぐらいでしょうか。どれだけ注意しても注意し足りないものです。

チェック盗難に遭いやすいシチュエーション

電車やバスの公共交通機関内
地下鉄やバスでは、切った鞄の手を中にいれて盗む、囲まれてしまう、降りる瞬間に盗られるということがあります。鞄は必ず、自分の正面に抱きかかえるように持ってください。あれ?なんだかこの人たち近づいてくるな?と思うと、必ず移動してください。空席ができたら、座ってください。(盗りにくくなります。このときも、必ず鞄は正面に抱きかかえるように)

電車(全席指定も含む)では、だれかが窓の外や荷物置き場などで話しかけくるなどの注意を引く、それに気をとられていると盗まれていたということも、あります。電車が出発するまで、誰にも気を取られないように注意下さい。

電車に乗るとき、スーツケースを持ち上げるのを手伝うふりをして盗まれることもあります
施設内
空港や観光施設内にいるのは、みんな観光客、と思ってはいけません。わざわざ盗難するために施設に入ってくる人もいますので、ご注意ください。親切に話かけてくる人は、まず疑ってください。必要以上に話しかけてくる場合は、要注意です。観光施設内にも盗難があるということを覚えていてください。
椅子に座っているとき
鞄は必ず、自分のひざの上においてください。食事中の場合は、鞄を椅子の背もたれや足元にに置かないで下さい。もちろん、レストランや席場所にもよりますが、椅子にかけるならば壁側にかけるのをお勧めします。特に、外のテラスでは、面倒ですがひざの上に置いたほうが無難かもしれません。ホテルの朝食ブッフェでも、鞄を置きっぱなしにしないで下さい。実際、朝食ブッフェで盗まれた例もあります。
他人に声をかけられる
写真を撮ってください、地図を広げて道を尋ねられる、など気を引いた隙に盗まれることもあります。旅のいい思い出のひとつになるコミュニケーションだからとも思うのですが、いい人、悪い人の見分けが難しいのです。ですから、残念ながら他人から話かけられた場合は、応じないほうが無難かもしれません。
列に並ぶ
トイレ、チケット売り場など列に並んで人が近づいても不思議でない場所は、鞄は正面に抱えるように持ってください。
警官に話しかけられる
私服警官になりすまし人気ないところに誘導され、現金を見せろ、鞄の中をみせろと言われて驚いて見せてしまい盗まれる。警官が現金を見せろと言ってくることは、決してありません。だまされてはいけません。

チェック盗難に遭ってしまったら

クレジットカードは、すぐにカード会社に連絡し、ブロックして下さい。自分のカード会社の緊急電話番号は、カードとは別に保持してください。携帯電話の中にあるから、と思っていても、電話ごと盗難される可能性もありますので、紙にメモしておくことをお勧めします。
※イタリアのNumero Verde(800で始まるフリーダイヤル)は、携帯電話からつながらないこともあります。
※コレクトコールのかけ方は、KDDIは「0051」です。(各自で、ご確認ください)最初「カード番号をどうぞ」とアナウンスが流れますが、しばらくそのままでいるとオペレーターにつながります。ただし、携帯からはつながりません。

次は、「盗難・紛失証明書」を発行してもらうため、警察へ盗難届けを出します。届けは、カラビニエーリでもポリツィアでも受け付けてくれます。(前者は軍隊所属、後者は国に所属する警察です。)最寄の署に行けばいいわけですが、場所によっては盗難届けはうけつけないところ、13時からお昼休みなどがありますので、ご注意ください。警察が混んでいたら、時間を置いて出直してくるのも手です。(順番がチケット制ではない場合) 

フィレンツェのカラビニエーリ(Carabinieri)
ウフィッツィ署(Via Dei Castellani 1)
ピッティ宮殿署(Piazza dei Pitti 1)
ボルゴ・オンニサンティ署(Borgo Ognissanti 48)

フィレンツェのカラビニエーリのその他住所はコチラから矢印

フィレンツェのポリツィア(Polizia)
Commissariato Firenze San Giovanni Ufficio Denunce
Via Pietrapiana, 50/R
月曜日-金曜日8:30-13:30 (木曜日のみ14:30-17:30)

フィレンツェの警察のその他住所はコチラから矢印

盗難届けには英語や日本語のフォーマットに記入する署もあるようですが、もしも何もなかった場合、下記のフォーマットをご利用ください。ただしこれは、実際、盗難届けを提出した際に聞かれたことをもとに作ってありますが、警察の正式書類ではありません。しかしながら、心の準備にはなると思いますので、必要があればコピー・記載して警察で渡してください。

→盗難届け例(記入は英語でも大丈夫です)

チェックパスポートを無くしたら

在イタリア大使館(総領事館)でパスポートまたは帰国のための渡航書を発給してもらいます。
発給には、以下の書類が必要となります。

1)警察で発行してもらった「盗難・紛失証明書」
2)写真2葉(パスポートサイズ(縦4,5cm×横3,5cm、カラー・白黒・スピード写真可。顔の大きさは、3,4cm+−2mm)
3)戸籍謄(抄)本または全部(個人)事項証明1通(6ヶ月以内に発行されたもの)
※持っていない場合は、家族にお願いして市役所で発行してもらい、大使館宛にFAXすることになります。
4)身分を確認できるもの(運転免許書など、顔写真で本人確認ができるもの)
5)帰国のための渡航書の場合は、航空券または帰国便の予約が確認できる書類

※写真や戸籍謄(抄)本はイタリアにいても準備はできますが、スピード写真の機械を探したり、日本との時差、家族の都合を考えると、もしものために旅行前に準備しておくと便利です。

帰国のための渡航書は、午前中に申請すると同日午後発行、費用は22ユーロです。(2012年12月現在)

最新情報は、必ずご自身で在イタリア大使館のHP矢印で確認下さい。

在イタリア大使館(ローマ)
Via Quintino Sella 60, 00187 Roma
電話 :(+39) 06-487-991
在イタリア大使館の地図、受付時間はコチラから矢印

在イタリア総領事館(ミラノ)
Via Privata Cesare Mangili 2/4, 20121, Milano, Italia

電話: (39) 026241141
在イタリア総領事館の地図、受付時間はコチラから矢印

 

いかなる場面でも、【近寄ってくる】【話しかけてくる】は危険信号です!

すぐに離れるか、鞄を自分の正面に抱きかかえるように持ってください。日本では「失礼かしら?不親切かしら?」と思ってしまいがちですが、イタリアでは決してそんなことはありません。旅先でのちょっとしたコミュニケーションも旅の思い出になるとは思いますが、盗人かどうかの判断が難しいです。子供も盗人になる国です。外国では疲れや不安もあり判断が鈍ることがあります。しかし【鞄を自分の正面に抱きかかえて持つ】というような基本を守れば、危険を避けることができます。残念ながら、イタリアでは盗難被害が非常に多発しています!!!お気をつけ下さい!