キアニーナ牛 農家ツアー

キアニーナ牛ツアー雪景色

シベリアからの大寒波が来た3月の初旬、キアニーナ牛 農家のツアーをご案内した。雪に慣れないトスカーナでは、学校が休校などのそれなりの対処はしたものの高速道路の一部が閉鎖になってしまい、ツアーは予定通りに出発することができなかった。途中まで行ったものの、一旦フィレンツェに戻り、1時間後に連絡を取るとして様子を見ることにした。運良く高速道路が再開し、いざ、ツアー開始。キアニーナ牛農家ツアーは、まずキアナ渓谷の小さな村ルチニャーノを訪れる。

ルチニャーノ教会

ガイドブックに載っているだろうか?小さな、しかしとても雰囲気のある高台の上の村ルチニャーノ。城壁に囲まれた村は、教会を中心に円形に広がる。

ルチニャーノ町風景

人々の生活が垣間見える村。何もない、のだが、一つだけお宝がある。それは、「金の木」と呼ばれる聖遺物箱。14世紀から121年の歳月をかけて作られた、世界でも珍しい木の形をした聖遺物箱なのだそうだ。別名「恋人たちの木」とも呼ばれ、恋人たちに幸運をもたらすと言われている。この写真では分かりにくいが、2,60mの高さである。

恋人たちの木ルチニャーノ

ルチニャーノ市立美術館所蔵 Museo Comunale di Lucigano
Piazza del Tribunale 22
金・土・日 10:00-13:00, 14:30-17:30(夏は毎日開館のような?)

残念ながら、ツアーの日は休館日であった。こんな日は猫さえも歩いていない。

ルチニャーノ街角
キアニーナ牛の里であるキアナ渓谷にある村だからか、小さな村に肉屋が数軒あるのに驚かされる。町を散策したら、次は キアニーナ牛 農家の牛舎へ向かう。
キアニーナ牛

おお〜!今日はさすがにあんた達も寒かろう。見知らぬ人間が入っても大人しい、リラックスした環境で育てられる牛達。

キアニーナ牛仔牛

キアニーナ牛の仔牛は、茶色。バンビみたいで可愛いのう。

チンタセネージ

キアニーナ牛とチンタ・セネージと呼ばれるシエナの黒豚も飼っている。泥遊びに夢中。飽きさせないということも大事なことなのだそうだ。人間と同じやねぇ。

キアニーナ牛ビステッカ
お昼の時間です。ガンッと、キアニーナ牛をビステッカ用に切っていただく。熟成期間28日のメス。違ったかな?熟成期間、忘れたや。しかし、切るときにちゃんと熟成期間と性別を教えてくれた。日本のレストランのことは知らないが、熟成期間、性別を教えてもらえる肉を食べるとは、とても贅沢な気分。これらの情報がどれほど味を左右するのかわからないが、それでも興味深いものがある。

キアニーナ牛Tボーンステーキ

切った肉の塊が立たない厚みでは、真のフィレンツェ風ビステッカではない。今日のお客様はお若い方達なのでちょっと厚めに切っていただいた。赤身なので、意外とお腹に入る。この肉一切れと、とろけるようなチンタ・セネージとキアニーナ牛の生ハム・サラミの味見程度の盛合せ2名様分と、水・ワインで、ご予算は100ユーロほどである。

動物を見て可愛いと言っておきながら食べるなんて残酷。そうかも知れない。それならば、ベジタリアンになるのがよかろう。しかし私は肉食でもある。最近、お肉が苦手だからというよりは酷い状況で育てられ屠殺される動物たちに反対する倫理的菜食主義者になるイタリア人が増えている。この気持ちはよく分かる。このように真面目な生肉生産者の姿勢を見て殺生の意味を知り、食べる肉の大切さがわかる。ありがたくいただくのである。

モンテプルチャーノ教会

お腹がいっぱいになったら、モンテプルチャーノを散策。この日の雪空と同じ色合いのルネッサンス風のファザードが美しい聖アゴスティーノ教会。

モンテプルチャーノ市庁舎

少し霞んだ市庁舎が神秘的である。寒い日は、窓から漏れるオレンジ色の灯りに惹かれる。梶井基次郎の「檸檬」に収録されている短編で灯りが漏れる窓の中が気になる話があったが、なんというタイトルだったろうか?

モンテプルチャーノグランデ広場井戸
広場の井戸にも雪。

モンテプルチャーノ雪景色

キアナ渓谷の白い葡萄畑も綺麗である。

モンテプルチャーノ景色

オルチャ渓谷方面も、この通り、真っ白。屋根に積もる雪が素敵。

夕闇モンテプルチャーノ

私のバカカメラでは暗い中に焦点が定まらないが(バカなのはカメラなのか、技術のない私なのか?)、最後に見えた街並みが神秘的な色合いをしていたので。

溶け始めた雪は鬱陶しいが、積もったばかりの雪は美しい。いつもとは異なる表情のキアナ渓谷とモンテプルチャーノであった。

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キアニーナ牛農家訪問ツアー

ツアー料金はお申込み人数で異なります。2名様以外の場合は、ツアーページをご覧いただくか、お問合せください。 別途、昼食代、施設訪問代(任意)が生じます。

easyfirenzelogo

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