冬のボルゲリ2軒

ボルゲリの赤だけでなく白も飲んでみたいというリクエストにお応えするために、今年の夏に訪れたワイナリー『ポッジョ・アル・テゾーロ』。今回の冬の訪問で2度目となる。
 
多くのワイナリーが白も造っているので夏のリクエストは難しいものではなかった。すごく有名でなくともいいということだったので最初は『ドンナ・オリンピア1898』を考えていたが、休暇期間に入るので訪問不可能と言われた。そこでとりあえずな感じで選んだワイナリーが『ポッジョ・アル・テゾーロ』であった。それがめちゃくちゃ当たりだったので、今回もボルゲリ5軒訪問の1軒に選んだ。
 
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5種類のワインを試飲。
 
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まずは、ロゼから。前回、赤も美味しかったが、特にロゼと白が印象に残ったのを覚えている。今回、それがなぜかが分かった気がする。カヴェルネ・フランが入っているロゼなのだ。だから好きなのかも。

 
ポッジョ・アル・テゾーロの白ソロソーレは、ヴェルメンティーノ100%。ここの白は非常に定評がある。ヴェルメンティーノは海岸線で造られる品種で、フルーティでフローラルな爽やかさが目立つカジュアルワインが多いが、こちらのヴェルメンティーノは落ち着きがある。ステンレス樽のみでの醸造だが、熟成もできる白。
 
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ロゼと白は、選択された葡萄のみで造る特別バージョンも存在する。
 
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特別バージョンのロゼは、ここのところ流行りのアンフォラ(テラコッタ容器)で醸造。白は樽熟成。あ~、どんなんか試したい!
 
イルセッジョ
 
今年から発売のボルゲリロッソ『イル・セッジョ』。メルロー40%、カヴェルネ・ソーヴィニヨン30%、カヴェルネ・フラン20%、プティヴェルド10%。2014年は雨が多い年だったので、しっかりさせるためにプティヴェルドを入れたのだそうだ。そしてトップワインのソンドリアを造らなかったので、ここにいい葡萄が全てが入っている。最初に果実味があり、くるくるグラスを回すとオレンジとかタイムとか月桂樹とか、地中海の香りがやってくる。
 
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ガンベリロッソでいつもトッレ・ビッキエーレを受賞するボルゲリスーペリオーレのソンドリア。カヴェルネ・ソーヴィニヨン、カヴェルネ・フラン、メルロー。
試飲していくほどにワインに深みが出てくる。
 
ポッジョ・アル・テゾーロの醸造家だが、最初はルカ・ダットーマ氏、今は32歳のお若いロレンツォ・フォルティーニ氏が手がけている。『醸造施設でこんにちは~とすれ違った人いたでしょ?あの人よ』って、はよ言うてや、案内係りのヴァレンティーナちゃん!
 
いずれの赤もとても優しい味わいである。新樽使用率が低いからか?樽感たっぷりの強力なボルゲリがあまり好きでない私は、この優しさが良い感じ♪
 
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ずらりとバリック並ぶ樽の貯蔵庫。このくるくるっと樽を回す方式の棚は、ボルゲリでここが初めて使用したそうだ。
 
ポッジョ・アル・テゾーロはヴァルポリチェッラ地区のワイナリー『アンジェリーニ』の所有するワイナリー。ちなみに、モンタルチーノのサン・ポロもグループワイナリーである。サン・ポロは環境・社会・経済に優しい持続可能な施設(カサクリマ・ワイン認定)として知られている。最近、施設のみならずワインの評価も上がってきている。
 
午後は『ポデーレ・サパイオ』を訪問。
 
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工場地帯にある醸造施設は、一見、味気がないけれど、こだわりを持った最新の技術が使用されている。ポッジョ・アル・テゾーロのお隣さん。
 サパイオのセラー
 
樽の貯蔵庫。ここにもアンフォラが・・・。
 サパイオの畑
 
葡萄畑を通り抜け醸造施設から少し離れたオーナーのマッシモさんのご自宅兼試飲室へ移動。手前の空き地は、古代小麦が植えられていた。この小麦でパスタを生産していたが、葡萄畑に変換するそうだ。
 
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毛並みがとても良い猫ちゃん。人に慣れていて、かわいい。
 
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ランプも何もかもが素敵な試飲室で試飲開始。
 
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紫の王冠のトスカーナIGT『ヴォルポラ』と赤の王冠のボルゲリロッソスーペリオーレ『サパイオ』の2種類。
 
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ヴォルポラ:カヴェルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティヴェルド
サパイオ:カヴェルネ・ソーヴィニヨン、カヴェルネ・フラン、プティヴェルド
 
プティヴェルドがどんな役割をするか、未だつかめていない私は、他とはちょっぴり違うこの味がプティちゃんのおかげか、それともサパイオのカヴェとメルなのかがわからないけれど、とにかくものすごくエレガントで都会的な感じがする。王冠のイメージが似合ってるって感じかなぁ。毛皮のマントを着ている従来のスタイルの王様でなくて、アルマーニのスーツを着る新鋭の王様って感じかい?
 
サパイオは、世界で最も優れた醸造家に選ばれたこともあるカルロ・フェッリーニ氏が手がけるワイン。フェッリーニ氏といえば、(アメリカで)一番人気のブルネッロワイナリーに選ばれたカサノヴァ・ディ・ネーリも彼の作品である。存在感があって垢抜けてるわね、どっちも。
 サパイオの醸造家
 

案内役のとってもかわいいグレータちゃんと、醸造所責任者・醸造家のアレッサンドロさん。本日もありがとうね~!

ボルゲリはサッシカイアのおかげで、土地の存在価値を更新し世界中に認められるようになった。最初はボルドースタイルと呼ばれたが、今ではボルゲリスタイルとなり、それが個々のワイナリーで変化しだしたところにボルゲリを飲む面白味が増してきたのではないだろうか。今までアンチ・ボルゲリであった私だが、その良さが少しわかってきた気がする冬のボルゲリである。

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ボルゲリツアー

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